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ブルーデイズ  作者: fujito
第一章 蒼い日々の始まり
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【十日目】 冒頭


 私は、今、何故、ここにいるのか。


 そこが、皆と違う事。

 何故、こうしているのか。

 誰も教えてくれない。


 必死に聞けば、分かるのかもしれない。

 けれど、無い。

 もし聞けても、多分、内容が分かるだけ。


 それを、自分の物だと、思う事は、多分無理。

 だから、聞かなくていい。

 

 他の皆は、多分、自分の意思で、ここに居る。

 それは、本当ならば、私もなのかもしれない。

 けれど、無い。

 そこが、無い。

 そこだけが、無くなった。

 

 私には、姉が居たはず。

 何処にいるのだろうか。

 今も、何処かに、居るのだろうか。


 そんな疑問もあったはず。

 今は、その事までも、気にならなくなってきている。


 それぐらい、ここは居心地が良い。

 それぐらい、ここでの日々は、あっという間だ。


 新しい人も来た。

 ここで、働き続けると決めた。

 もし、その人も、私のようになったら。

 そこだけが、心配だ。


 私には、繋がらない。

 繋がらなくなってしまった。

 私が、何を求めて、ここに来たのか。

 彼女がもし、私のようになったのなら、繋げる事が出来るのだろうか。


 私は、多分、無理かもしれない。

 けれど、居心地は良い。

 それは、私にとっては、救いなのかもしれない。


 ここでは、皆、失っている。

 私も、失っている。

 そのせいで、繋がらない。

 けれど、無理に繋げるつもりも無い。


 分からないから。


 たまに、私ではないはずの夢を見る。

 でも、それが、もしかしたら、私なのかもしれない。


 たまにしか、見れない、その夢。

 今日も、もしかしたら、見れるかもしれない。


 今日はゆっくりと、寝る事が出来そうだ。


 夢を見る為に。



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