【七日目】 冒頭
あたしは、本当は、これを治しに来たはず。
だけれど、今は、こうして、機械でサポートしてもらっている。
いや、昔なら、それも無理だった。
ここに来たから、それが出来るようになった。
出来るようになったのは、良いのだけれど。
今でも不思議。
なんで?
なんでわざわざ、あたしから?
そうは思うが、それだと知った時は、
そうなんだ、としか思わなかった。
だって、あたしは元々。
ただ、それが、代償、と言われれば、そっか、とも思う。
それで良かったのかも、とも。
今は、これのおかげでちゃんと。
でも、まだまだ、皆にはついていけていない。
だから、選んだ。
それで良い、と思う。
ここに居れば、それは、出来る。
そして、そのうち、もっと、出来るようになる。
あたしは、これを付けてから、生まれ変わったくらいに思えた。
それぐらい、初めは、衝撃を受けた。
やっぱり、そうで、良かったのかもしれない。
けれど、欲を言えば。
言っていては、きりが無い。
一つ、欲しい物が手に入ると、更に欲が出る。
出来るようになれば良いな。
きっと、それくらいがちょうど良い。
じゃあ、そう、これから頑張れば良い。
新しい人も来た。
そして、決まった。
あの人も、決めた。
あんなにも早く。
だから、きっと、あたしより、大変な事を感じるのかもしれない。
でも、あたしは、あたしで、あの人に言える事はあるはず。
ちゃんと、伝われば良いけれど。




