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【一ヶ月後】 社長との思い出
メイちゃんと、チュンさんとの、お茶の時間も終わり、いつものように、皆と掃除をする。
ここの掃除もずいぶん慣れた。
私は今日は、初日に教えてもらった、この部屋。
社長や、ミカさんの部屋だった。
普段、ほとんど使われない。
そして、だからなのか。
物は、ほとんど無い。
机と、椅子。それだけ。
机の上にも、何も置かれていない。
そして目が行く所は、それしかない。
だから、掃除はすぐに終わってしまう。
机を拭き、椅子をコロコロと、ゴミを取って、床へ掃除機をかける。
そのゴミも、ほとんど、無い。
掃除が終わって部屋を見渡す。
(うん、綺麗)
元々、そんなに汚れているわけでもない。
使われていないから、常に綺麗。
だけれども、たまにこうやって掃除はするみたいだ。
確かに、全く使われない、という訳でもないようだ。
そう、前に、使われる事はあった。
それも、突然。
それ以来は、無い。
あれは突然だった。
そして、ここで、何を話していたのか。
今の私も、まだ、知らない。
(あの時の、セリカさんは……)




