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ブルーデイズ  作者: fujito
第一章 蒼い日々の始まり
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【一ヶ月後】 娯楽室の思い出

「間に合いましたか?」

「あー、うん、ぎりぎり」


 チュンさんが戻ってきた。


「メイちゃんは…………?」

「もう戻ってくるんじゃないか? あれ? それにしても…………かなり浮かれてた。そんなに欲しかったのか?」

「あはは。そうみたいです」


 チュンさんは席に座り、お茶を入れる。

 通路を見ると、うきうき、わくわく、にこにこと、メイちゃんがスキップでもしそうな感じでこちらに来ていた。


「あ、来ましたね」

「メイは、あれで今日はお茶をするのかな?」


 メイちゃんの部屋はすぐそこ。だから、少しテラスに出てきてから言う。


「あ、チュンさん、アカリちゃん、お茶入れてくるね。うふふー……」

「ああ」

「うん」


そしてメイちゃんは部屋に入る。


「そういや、今日は、セリカさんも居たぞ?」


ずずっとお茶を啜りながらチュンさんが言う。


「あ、そうだったんですか?」

「ああ、なんか……大きな物を受けとっていた。……………………なんだあれ?」

「それは、…………なんなんでしょうか? 私も聞いて無いです」

「聞いたんだけどなー、秘密って言われてしまった」

「ま、また、………………娯楽室、…………のですかねー?」

「………………もう、………………置き場がなくなるぞ」


 意外にも、娯楽室の物は、セリカさんがよく仕入れているみたいだった。


(………………確か、最初にそこに持ち込んだのも、セリカさんだったと聞いたっけ………………)


 今度は何を買ったのやら。

 まぁ、楽しみではある。

 前も、そう。

 とても、楽しかった。


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