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【三日目】 あの子
その後、その子を残し、私はそこを去った。
そして、通路に人が居た。
「あなたから…………言うなんてね」
「………………あの子は、私と違って強いですよ。頭も良いです」
「…………あなたから言い出したんじゃなかったかしら? あの子が、ちゃんと自分で決めれるように」
「……………………そう、でしたね」
「自分と重なったの?」
「…………そうかも、しれません。」
「そんな大事な事なのに、………………あなたも、変わってきたのかしらね」
「…………そんな大事な事を、私に教えてくれたのは、誰でしたっけ?」
「…………さあ、誰かしらね。」
「……あの子なら……きっと」
「…………それは、あの子に、いえ、もしかしたら…………もう」
そちらを見ると、あの子は、テラスで、外を眺めているようだった。
お読みいただきありがとうございます。
長かった三日目が、ここで終わりです。




