表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブルーデイズ  作者: fujito
第一章 蒼い日々の始まり
37/135

【三日目】 エレナとのお風呂

 掃除が終わって部屋に戻ると《17:00》を過ぎた頃だった。


(さて、じゃあ後はお食事と、お風呂と……………………あと……………………あ………………あれ?……………………………………きょ、今日の晩御飯…………何時から………………?)


 すっかり忘れていた。というか、一日目は皆忙しくてイレギュラーな時間で、昨日は、私はすっかり寝てしまっていて。


(だから……………………普段は………………何時?)


 誰かに聞きたいが、隣のメイちゃんはお料理当番だし、あ、そうか、とりあえず食堂に行けばいいんだ、と考え付く。


(そうしたら、必ずメイちゃんとセリカさんが居るから。時間が違ってても…………)


 そう考えて、部屋を出る。そして、十字路の所に来た時に、ちょうどチュンさんとエレナさんが戻ってきた。


「あぅー…………つかれたよぅ………………」

「あの大会議室は…………………………広すぎる…………」


 お二人ともお疲れモードのようだ。

 大会議室は確かに広かった。その上、階段状になっていて、全部に机が付いているから、お掃除大変そうだと思ったものだった。


(…………で………………実際……………………そうみたいのようで…………)


「せめてあそこは三に……ん? アカリ、お疲れ」

「あ、お疲れ様です。チュンさん、エレナさん」

「あぅー、おつかれぇー」

「あ、お疲れの所すみませんが…………」

「ん? どした? アカリ」

「えーと…………普段晩御飯は、何時からなんですか……?」

「あれー? アカリちゃん、知らないのー? あれー?」

「ん?あ! そうか。というか、言ってなかったのか」

「はい…………一昨日は…………あのバラバラでしたし、昨日は………………あぅ、すみません…………気がついたら………………もう過ぎていて…………」

「あー、そっかぁ、アカリちゃん昨日居なかったねぇ」

「ああ、うん。通常は晩御飯は《18:30》からだ。だからそれまでは好きにしていい。風呂に入ってきてもいいし、また娯楽室にいってもいいぞ。モニター室に行く人も居るし、私は大体部屋で読書をしているがな」

「わたしはー、おっふろー。チュンさんもー、ご飯の前にお風呂入ればいいのにぃ」

「私は、駄目だ。あれは睡眠導入剤が入っている。昨日のアカリになる」

「あぅ…………すみませんー……というか、チュンさん前に同じような事、言ってませんでしたっけ?」

「…………ああ、朝風呂だな。…………残念だ………………本当に。…………休みでも貰わんと私には無理だ。……あれは…………寝る………………」

「まー、でも寝る前に入る人も居るしねー。アカリちゃんはー眠くなるー?」

「え、あ、でもすごく気持ちは良かったので、その気持ちはすごく分かりますけど。…………うーん…………多分大丈夫かと…………」

「じゃー一緒いこー! 今日はメイちゃんご飯作ってるしー。リちゃんはあそこの掃除してたら時間かかるしー。プランさんもそれに付き合っちゃうからー」


 一緒に行ける人が居ないので、私と言う事なのか、まぁ、それでも、誘ってくれるのは嬉しい。


「ああ、まぁ寝なければいいんじゃないか?私は部屋に戻るよ。」


(はう! しばらくは、それ、突っ込まれそう………………)


「き、気をつけますぅー…………」

「じゃあいこー、あー着替えだったね、まず」


 チュンさんは自分の部屋に戻り、私とエレナさんも一度着替えを取りに部屋に戻る。

 ちなみにエレナさんの部屋は向かい側の隣。すぐ近くだった。


「じゃーお部屋居るから着替え取ったら、ノックしてねー」

「あ、はい」


 部屋に戻り、着替えを見繕う。そうだ、時間がある時に、洗濯したほうがいいよね。そう考え、まだ着てから洗濯していない服があるので、それらを分けつつ、着替えを準備する。


 こうして分けていくと、頑張って一週間と思っていたけれど、もう、着ていないのは残り少ない。

 備え付けのクローゼットにその残り少ない服を掛け、残りは、あの大きな籠に入れておく。

 そこに、なにか赤い物が見える。服のようだ。


(だが…………そ、それは置いておこう、うん……)


 これは、お洗濯物っと、今日洗濯をしたシーツとタオルは、とりあえずベッドに置いておいた。ふと、キャリーバックを見る。

 衣服などを取ってしまうと、中身は後は、あの大事な物。次に戻ってきたら、どこかに仕舞う所を作ろう、と考えてから、着替えを持って部屋を出た。


 鍵をかけ、すぐそこのエレナさんの部屋のドアをノックする。


 -コンコン-


「はーい、ちょっと待っててー」


 部屋の中から声が聞こえる。

 しばらくして、ドアが開いてエレナさんが出てきた。


「おまたせー、じゃーいこー」

「あ、はい」


 私も割りと時間がかかったかと思っていたが、エレナさんはまだ準備中だったようだった。チラっと見えたエレナさんの部屋は、ちょっと散らかっている様だった…………。


「おっふろー、おふっろー♪」

「あのー、エレナさん」

「んー、なにー?」


 お風呂に向かいながら、エレナさんは楽しそうに答える。


「お風呂って、皆どれぐらいの時間に入ってるんですか?」

「んー、そうだねぇー。普段はねー、ご飯の前には私と、メイちゃんと、リちゃんと、プランさんとー、後しつちょーが入るってる事が多いよー」

「あ、あれ? アンカ室長は、今日……朝にも見ましたけど…………」

「あーしつちょーはねー。よく居るよー。朝とご飯の前と寝る前にも、入ってるんだってー」

「…………え? さ、三回も、ですか?」

「時間があればよく居るねー。何回かはわかんないやー」


(………………うん、アンカ室長は……………………本当にお風呂好きっと………………)


 頭の中にメモをする。


「あ、そういえばリーゼさんがお掃除時間かかってるって、言ってましたけれど」

「あー、そだねー。リちゃんは特にねー。どこをやっててもそうだよー」


(………………うーん? ………………よく分からない)


 もう少し聞こうとしたが、既にお風呂場に着いた。脱衣所に入り、籠を見るが、まだ誰も居ないようだ。お風呂大好きだというアンカ室長も居ないのだろうか。


「おぉー、一番乗りかなー。さ、はいろーアカリちゃん」


 あっという間にエレナさんは服を脱ぎ終わる。そして畳んでません……。脱いだ服を籠へぽいぽいと。


「アカリちゃーん、先入っちゃうよぉー?」


 お風呂場へ入りながらエレナさんが私を急かす。


「あ、は、はーい、今行きますー」


 私も急いで服を脱いでタオルを持ってお風呂場へ入る。

 すると、エレナさんはばっしゃばっしゃと、豪快に流し湯をかけていた。


「この水がかかる感覚が良いんだよねー」


 昨日はすっかり忘れてしまっていたオンセン。こうして来ると、二度目だが、やはりとても広い。私もゆっくりと流し湯を体にかける。

 体にほんわかとあったかいお湯がかかる。昨日お風呂に入っていなかった為か、これだけでも気持ちがいい。

 そしてしっかりと流し湯をかけて、湯船に手をつける。


(うん、ちょうど良いお湯加減)


 エレナさんは流し湯を豪快に何度もやっていたので、追い抜いてしまった。


「アカリちゃん、熱いー?」

「いえ、良いお湯加減だと思いますよ」

「じゃ、入るよーっ!」


 そう言うなり、エレナさんは湯船に飛び込む。


 -バッシャーン-


(って! ええええーー!!? 飛び込んじゃうの!?)


「うひゃー! 誰も居ないから気兼ねなく飛びこべれるねー!」


(…………………………私………………居ますけど)


 エレナさんは、色々、豪快なようだ。私はゆっくりと湯船に入る。


「………………あ…………ん………………はぁ…………気持ちがいいですー…………」

「……ねちゃうー?」

「え! い、いえ! 寝ません、寝ません……今日は。……でも、チュンさんが言っていた事も分かりますね……これだと」

「私はご飯食べないと寝れないもん」

「あ、でもエレナさん、沢山ご飯食べてましたね」

「カレー美味しいよー。私はやっぱりカレーはお米じゃないと駄目だねー。パンでも食べれるけど」


(結局、どちらでも沢山食べるのかな…………)


「あのー、セリカさんって…………カレー………………」

「うん、そだよー。カレーの女王様」


 確定した瞬間だった。


「じゃあ……えと、セリカさんが食事当番をする時って…………」

「今日はメイちゃん居るしー、他のもちゃんと出てくるよー」


(じゃあメイちゃんが居ないと………………やっぱり?)


「ま、まぁ、私も…………その嫌いじゃないですし…………」

「カレー美味しいねー。あー! こないだのシチューも美味しかったよー! アカリちゃんまた作ってー!」

「あ、ありがとうございます。えへ。がんばりますね」

「やったー! 次はシチューだー!」


 ばっしゃばっしゃと、湯船ではしゃぐエレナさん。こうして、見ていると子供のよう。なの……だけれど。エレナさんのそのボディは――――――


(う、羨ましい!!! なに? あれ!? え!? た、沢山食べてるから!??)


 私には無い、すばらしい体型。


(とっても………………羨ましい、お体をしていらっしゃいます………………ぐっすん)


 おまけにいつもサイドで留めてる髪も下ろしているから、いつもより大人びて見える。


「さーて、じゃ、体、あーらおっと」


 ばしゃっと立ってその神々しいお体を露にして、さくっとシャワー室に向かう。


「…………あ、じゃあ私も………………」


 すっと立って、自分の体を少し見る。


(…………………………………………………………ぐっすん)


 シャワー室で体を洗いながら、エレナさんに聞く。


「あのー、リーゼさんってお掃除にお時間かかるんですか?」

「うん、リちゃんねぇ、気になったらとことん! って子だから。で、プランさんもそれに付き合っちゃうからねー。今日のリちゃんの場所は広いからねぇー」

「じゃあ、お風呂は食後になっちゃうんでしょうか…………?」

「うん、多分そうなっちゃうねぇー。今日はご飯の後が多そうだねぇー。」

「えと…………ユウカさんとか…………は、いつ入っているんですか?」

「あー、ユウカさんはいっつも時間同じだよー。11時頃だったかなー? それくらいの時間だと、皆ほとんど終わってるしねー。しつちょーかユウカさんだけだねー」


(なるほど…………ということは………………)


「あー、チュンさんはー、その前くらいだねー。でもちょっとばらばらー」


 チュンさんは、寝よう、と思う頃に入るのだろう。

 そして体を綺麗に洗って、脱衣所に戻り体を拭きながら周りを見るが、やはり誰も来ていなかった。

 エレナさんは、来た時と同じく、ささっと、身支度を終える。髪も豪快に乾かしてから、いつものように髪をサイドで結ぶ。


 私も、そんなに髪は長くは無いから、ミランダさんのように時間はかからない。

 エレナさんは髪を結ぶのに時間がかかっていて、その後に脱いだ服を袋に閉まっていたので、

私も同じくらいに、身支度を整え、一緒に脱衣所を後にする。


 脱衣所の時計が、もうすぐご飯の時間だよー? と教えてくれていた



お読み頂きありがとうございます。


エレナさんは……ここでは一番の……いやいいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ