表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブルーデイズ  作者: fujito
第一章 蒼い日々の始まり
23/135

【三日目】 冒頭

 

 ここの部屋は広い。


 ただでさえ、ここの建物は広いのに……


 私としては、皆と同じ部屋が良かったのだけれど……


 しかし、大事な事でもあるので仕方が無い。


 だが、おかげでここの掃除は私がやらないといけない。


 出来るだけ、必要な物意外は置かないようにしている。

 そうじゃないと、掃除も大変だからだ。


 仕事自体は問題なく進めれるのだけれど、

 やはりこの部屋には慣れない。


 そんな文句を言っても始まらないし、仕事を進める。


 今日は少し仕事のボリュームが多かった。

 その為、いつもより遅くなってしまっていた。

 だから、窓の外は少し暗くなり始めている。


 窓から外を見ながらふと思う。


 せめて、カーテンでもつけようかしら…………


 ここの部屋は広いから、窓もそれだけ大きい。

 それなのに、ここ窓にはブラインドもカーテンも付いていない。

 だからカーテン代も馬鹿にならない金額になってしまうな、などと考えるが、いやいや、とその考えを否定する。


 それじゃあ、ちゃんとここから外が見えなくなってしまう。


 ここの事をちゃんと確認する事も、

 私の大事な仕事の一つだ。


 この”ブルー”を、しっかりと、確認する事。

 皆、その為に毎日頑張っている。

 

 だから、私も……


 そこまで考えて、もう一度仕事に集中する。


 今日は、もう少しかかりそう……


 そう思いながら仕事を進めた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ