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その3 炊事当番

 炊事当番


●美智代のブログより


タイトル:みっちっちの好き勝手ぶろぐ♪


 みなさんこんにちはぁ(´・∀・`)ノ″

 最近炊事が少し楽になったみっちっちですw

 何でかって言うとね、アタシのとなりに越してきた例の森田がいるからなの。

 つまり夕飯だけなんだけど、当番制にして炊事する決まりにしたからなのね。

 もちろんアタシが一方的に決めたことだけどさ、部屋紹介してあげたんだからそれくらい当然よねw


 ところでこのブログのタイトルなんだけど、単純に“みっち”の方が短くてスリムなのに、なんで”みっちっち”にしたのかって思った人いるでしょ?

思わなかった人は今思いなさい!理由言えないでしょ!(*^m^*)ムフッ

 それはね、みっちだと及川光博っぽいし、古い年代の人だと三橋美智也って思うみたいなの。アタシはそんな人知らないんだけど、子供の頃、近所のおばちゃんにそう言われたことあるのよ。

別に「ふぅん」て感じなんだけど、ちょっぴりだけ気になったから“みっちっち”にしたの。このブログにいらした方、気軽にそう呼んでね!


 で、炊事当番の話に戻るけど、ホントは1週間交代にしようと思ったのね。

 でもそれはアタシの作戦ミスだったの。森田のやつ、3日間ともインスタントラーメンしか作らないのよ。特売で大量買いしたからとか何とか言ってさ。

 さすがにおとなしいこのアタシでも3日目には言ったわよ。

「ねぇ、アタシもラーメン好きだけどさぁ、毎晩同じだと飽きるわよ!あんた他に何か作れないのっ!?」

「え?でも3日間、みそ、しょうゆ、とんこつってバリエーション変えましたが?」

「そういう問題じゃないのよ(^_^;)」

「じゃあその…間に焼そばを挟めば良かったですかね?」

「どうせインスタントでしょ!フライパンに水入れて蒸発するまで麺をほぐすやつ。」

「ウッ!!Σ(・"・;)あたりです…」

「ウッ!!じゃないわよ。あんたね、これじゃ貧乏学生と一緒じゃない!いい大人なんだし、お金だって稼いでるでしょ!」

「すみません…元々独身時代こうだったものですからつい。。」

「こんなこと言いたくないけど、あんたゆりかと別れてまだ立ち直れてないの?」

「いえ…その。。正直ダメージが大きかったのは確かですが…」

「別れてもうどれくらい経つの?」

「1年2ヶ月と6日…くらいかなぁ。。」

「そこまではっきり言えて“くらい”って何よ(^_^;)」

「アハハ(^□^;A」

「(;-_-) =3 フゥ…まだ思いっきり未練があるのね」

「でも…もうどうにもならないことだし…」

「ちょっと前にゆりかと会ったけど、すっごく元気そうだったよ」

「そうですか…それは良かった。美智代さんは僕のことは話してるんですか?」

「言うわけないでしょ!恥ずかしい!」

「は、恥ずかしい?(⌒-⌒;」

「あんたのどんな面をゆりかに報告することがあんのよっ!」

「確かに…(-_-;)」

「とにかくあんたはもっとシャキッとすることから始めないとね」

「はい。。」

「それに夕飯はどうにもならないことじゃないわ。料理に目覚めたら昔のことなんて忘れるわよ。」

「そういうもんですかねぇ。。」

「明日はアタシが夕飯作るわ。4日目もラーメンじゃかなわないもん。」

「すみません。。」


 てなわけで、これからの炊事当番は一日ごとに交代することにしたの。

 ちょっぴり森田に同情はするけど、こいつとは絶対の絶対に愛が芽生えることはあり得ないんで、アタシのブログご訪問された方は変な予想とか期待はしないでねw


 じゃあ今日はこのへんで。Bye-Bye♪|/// |(   )ノ

               (続く)


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