その17 何もできないまま
何もできないまま
●美智代のブログより
みっちっちの好き勝手ぶろぐ♪
みなさんこんにちはぁ。。
なんかねぇ・・今日は顔文字とか出したくない気分なの。
前回のアタシのブログ読んでくれてる人にはわかると思うけど、さっきちょうどゆりかの結婚式が終わって帰宅したところなのね。
いつものアタシなら2次会でも3次会でも参加して飲みまくるんだけど、なんか腑に落ちないままで式に参加しちゃって全然そんな気分になれなかったの。
もちろん、ゆりかには幸せになってもらいたいからちゃんと祝福したけどね。
ゆりかの嬉しそうな顔見てると、これでいいんだって思えた部分もあったし。
第一、ダンナ様は高給取りで二枚目。ゆりかのエスコートも上手だし、おしゃべりも上手でほぼパーフェクト!
逆にアタシの方が、推測だけで是枝さんを疑いの目で見ているのが悪い気がしちゃったりしてね。
アタシのテーブルのとなりには親友の翔子がいたの。
翔子は1年前に結婚したの。ちょうどダンナの転勤が決まってたから、それに合わせて結婚したって感じかな。
だってニューヨークだよニューヨーク!一緒に行くに決まってるじゃない?
まるで連ドラの最終回にあるパターンが現実に起きちゃったって感じ?
とにかく翔子とは1年ぶりの再会だったの。
で、アタシの疑問を彼女に相談しようと思ったんだけど、なにせ翔子ったら友人代表のスピーチに決まってたわけよ。
だから頭の中はそれでいっぱい。特にあがり症の翔子には人の話なんか聞く余裕もなかったみたいなの。
しょうがないからスピーチが無事に終わってから話そうと思ってたのに、翔子ったら緊張の糸が解けたのか飲みまくっちゃってね、はしゃぎまくりなの。
でもゆりかを心から祝福してるのがよくわかったし、是枝さんをカッコイイとか声がしびれるとか褒めまくるし、結局アタシ、翔子に何も言えないまま式が終わっちゃったの。
でも翔子とホテルのロビーで別れるとき、彼女の方からこんなことを言ってきたの。
「ゆりかも今度は森田とは比べ物にならないほどの人を見つけたよね」
「まぁそうね」
「森田との時間がロスタイムだったのかもね?でもこれが必然的な運命かもしれないし」
「アタシにそんな難しいこと言ってもわかんないよ翔子」
「つまりね、ゆりかがパーフェクトな人に出会えるまでには、乗り越えなければならない修行をしなければならないってことよ」
「なんかそれって、スピリチュアル的じゃない?」
「アタシこういう話、結構好きなの( ・ー・)うふふ♪」
「でもさぁ、パーフェクト過ぎる人ほど、なんかウラがありそうって思わない?」
「そいう考えも好きよ( ・ー・)むふふ♪」
「好き嫌いの話じゃなくてさ(^_^;)」
「はいはい、美智代の言いたいことはわかってるわ。人間誰にでも外面と内面があるもの。でもそれはお互い様でしょ?」
「その内面が、外面とかけ離れてたらどうする?」
「え?どういうこと?美智代、是枝さんのこと詳しいの?」
「いえ、今日まで会ったこともないよ」
「じゃあなんでそう思うの?あーわかった!ゆりかのこと心配してるのね?二度目だし。そんなの取り越し苦労よ」
「そうかなぁ。。?」
「もし是枝さんに欠点があるとしたら・・んーなんだろ。。例えば変わった性癖があるとか?(_ _ )ミ☆ バンバン」
ダメだこりゃ・・・; ̄_ ̄)翔子は完全に酔っぱらってる。。
こうしてアタシは2次会も行かずに帰って来たの。胸のもやもやが晴れないままね。
で、とりあえず着替えてこのブログでも更新しようと思ってたら、となりの森田がいきなり訪ねて来たの。
またこの続きはあとで更新するね♪
だって、森田見てるとなんかせつなくなっちゃったし、先にお風呂にも入りたいしねw
ではみなさん、おやすみなさい。(u _ u) クゥゥゥ。o ◯
(続く)