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いつものように千都奏多の朝が始まる

俺、千都奏多(せんとかなた)はいつものように7時に目を覚ました。

朝は起きるのには途轍もない重圧を感じる。

実際は身体に重圧などかかっていないのだが、それでも体はいつもより重い気がする。

だが、俺は学校に行かないといけないので、絶対に起きないといけない。

俺はなんとか重い体を起こし、ノロノロ歩きで洗面所へと向かう。


洗面台にある鏡には、高校二年とは思えない立派な髭が生えている。右手で触るとチクチクとして痛い。

顔を洗ったあと、髭が生えているところに泡をつけ、髭剃りで綺麗に剃り落とす。

髭を綺麗に剃れるとちょっと嬉しい気持ちになれる。

まあ、これは髭が生えている人にしかわからない気持ちだろう。

ちなみに使っている髭剃りは小型の、電動ではないやつを使っている。

髭剃りやらなんやら済ませたあとリビングへと向かう。


リビングには机の上にポツンと朝ごはんがあるだけで、誰の姿もない。

誰もいないことで俺が一人暮らしをしてると思うかもしれないが、別に一人暮らしという訳ではない。

ただ、両親は共働きであり、どちらも朝が早い職業であるためこういう風に両親がどちらもいないことはよくある。

僕は母が作ってくれたであろう、和食料理を食べようと席に付き手を合わせる。

朝ごはんはご飯とみそ汁、昨日の残りのきんぴらごぼうである。でも、やはり食べ慣れている味はやっぱり美味しい。

僕は綺麗に朝ごはんを食べとると、すぐに制服に着替え始めた。


うちの学校はブレザーであり、ネクタイをつけるタイプである。

最初の頃はネクタイをつけるのに一苦労したものだが、今は慣れたものでスルスルとつけることができる。

そして、制服に着替えると今日の授業がある教科書類を学校指定鞄の中に入れる。学校指定鞄は青色で、肩にからうものである。

母には学校の準備は昨日のうちにしろと言われるが、俺が中々実行することができない。

学校で必要な準備を終え、学校の鞄をからった。

玄関の前にいき、靴を履いて玄関のドアを開いた。

「ザーーー、ザーーー、ザーーー」

外は結構な豪雨であったため、僕は仕方なく家にあるビニール傘を手にとって、いつものように家を出たのだった。





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