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第五十一話 エキシビジョンマッチ

 海野は店員に教えられた通りにトイレに向かい、トイレに入って個室でスマホで為替のチェックをした。

「豪ドルが上がってきている。さすが狼様・・・・・」

海野は店長の為替の読みの正確さに驚いた。

「あの競艇女がデタラメな場所を教えるから、値上がりしてるじゃない!」

海野ははるかがトイレの場所を間違えて教えるから、豪ドルが値上がりしたところで買うことになって腹を立てた」

 海野がトイレに行っている間にはるかは沢野達と談笑していて

「麻雀の方は負けたけど、プロレスの方は勝つからな」

「残念、プロレスの方も私が勝ちますから」

エリカははるかと沢野のやり取りの意味が分からない。

「あの、それどういう意味ですか?」

溜まらずエリカが質問をする。それに対して木下が

「お前知らないのか?はるかちゃんと沢野さんが3分間のエキシビジョンマッチで対戦するのだよ」

予想外のことにエリカは驚き

「エキシビジョンって5分間ですよ」

「アホ!一般人を5分間もやらせられるか!」

沢野はそうエリカを怒る。さすがにエリカはそうだと納得する。

「タイトルマッチの後だから、そう長くもやれないしそれで充分だろ」

と木下が言ったことにエリカが驚く。

「タイトルマッチの後って?」

「お前な、体調万全な状態ではるかちゃんと試合をしたら勝って当たり前だろ。それくらいハンデ付けないと客が納得しないだろ」

沢野はプロだから、どうやったら客が納得して喜べるかを考えて、自分自身にハンデを付けて、少しでも試合になるように考えていた。

「エリカ、私は甘くないのよ。プロレスでも勝つためにシャドークイーンの人達に沢野さんをエキシビジョンが出来ないくらい徹底的に痛めつけてもらうのだから」

そういうことを笑顔で言うはるかにエリカは背筋に寒気がした。

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