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第四十一話 エリカ会心の一撃

 さすがにはるかは、赤牌に祝儀を付けるという条件を勝負の途中から付け加える気は無かった。はるかは少しでも高い手であがって逆転トップを狙っていたから、手を安くする気はさらさらなかっただけだった。

 エリカは逆転とか考えなくて、ただ沢野の親番を蹴って少しでも点差を縮め、もうこれ以上点差を広げないようにしようと考えていた。

「チー」

エリカの鳴きだった。エリカは急所の三萬を鳴いて手牌をイーシャンテンまで進めた。はるかはエリカの鳴きを気にせずに山に手を伸ばす。そしてはるかははるかで沢野の親を流すあがりを狙っていた。

 沢野は山に手を伸ばして聴牌を果たした。これを二人のどちらかからあがってこの半荘を決めようと考えて

「リーチ」

と言って牌を曲げた。

「ロン、二千点」

エリカだった。エリカは沢野よりも早く聴牌をして沢野のあがりを阻止したのだった。

「おっと、滝川選手の方が先にあがった!」

「これはいいあがりです。逆に沢野選手にあがられていたら、この半荘は決まってしまうとこでした」

沢野は点箱から二千点を取り出してエリカに払う。リーチは成立しないからリー棒は沢野の元に返った。

はるかはエリカのあがりが安いことには東場と違って文句を言わなかった。エリカははるかに怒られるかと心配したが、それは杞憂だった。これで点差は

沢野36400、エリカ23700、はるか28500、木下31400

となり、はるか達に逆転のチャンスが出来て来ていた。

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