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第三十四話 見せ場

 沢野は木下からのアシストを受けずに面前での聴牌を目指して、やっとイーシャンテンまでこぎつけた。その時

「ツモ、三百、五百は五百、七百」

あがったのはエリカだった。エリカはタンヤオのみをあがって沢野の親番を落としたのだった。このあがりを見てすかさずはるかが

「エリカ何よそのあがり?全然点差が縮まらないじゃないの!あがるなら直撃であがりなさいよ」

そして沢野も

「おいエリカ!なんだそのあがりは、プロレスラーならきちんと打ち返して来いよ」

とエリカのあがりに厳しい叱咤を言う。二人に責められてエリカは意気消沈する。

「滝川選手、せっかくのあがりを二人に責められていますね」

「この勝負はチーム戦ですから、鳴いていてツモの役が付かない以上ツモあがりじゃ点差を縮められませんから、直撃を狙いたいところです。しかし沢野選手の親番を落としたのは大きいです」

このエリカのあがりで点差は

沢野38400、エリカ24600、はるか28500、木下28500

となった。

東二局、エリカの親番になった。エリカは先程二人に責められて、安手であがれなくなったから、鳴いてあがろうとせずに手を高くしようとしていた。はるかも点差を縮めようと手を高くしようとする。

「サバンナチームの親番ですが、ワルキューレチームは全然動かないというかあがろうとしていませんね」

「二人ともプロレスラーですから、自分らだけ攻撃しても面白さが無いので、相手にも見せ場を作らせようとしているのではないですか」

プロレスは格闘技とは違い、試合を組み立てて盛り上げていかなければならないので、沢野と木下ははるか達にも勝てるチャンスを与えようとしていた。

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