第十三話 待機するはるか
はるかは、いつの間にか目の前のプロレスに熱中してして来ていた。今度麻雀で対戦する沢野は、はるかから見れば敵だから、否応がしに狂子を応援する。ちょうどそんな時に、エリカがやってきて、手で控室へと案内する。はるかはこの場を離れたくないが、仕方なくエリアに引っ張られるように、先に案内された控室に行った。
控室に着くなりはるかは立腹で
「エリカ、何でこんなとこ連れてくるのよ!今からいいところだったのに」
とエリカに文句を言う。エリカも好きでこんなところに連れてきた訳では無く、沢野の指示だからここに連れて来たのである。だから怒りたいのはエリカもだった。
「松山先輩は特別ゲストなんだから、呼ばれるまでここで待機してください」
とエリカははるかをなだめるように言った。特別ゲストと言われたら、うれしくてはるかもしぶしぶ納得する。
(沢野先輩、何でこんな扱いをするのですか?ほんと何しでかすかわかりませんよ)
エリカははるかにリングまでの花道を歩かせたら、はるかが調子に乗って何をやるかわからないと不安になった。
はるかとエリカが、控室で待機をしている間、試合の歓声が控室まで聞こえくる。そして試合終了のゴングの音がした。ここからではどちらが勝ったかわからない。はるかはシャドークィーン達が勝っていて欲しいと願い、エリカは沢野達が勝っていて欲しいと思った。
そんな中、狂子の声が聞こえてきた。
「おい沢野、お前私たちとのタイトルマッチを控えているのに、麻雀なんかして遊んでいていいのかおい?遊んでる暇が有ったら練習でもしとけコラァ!!!!」
と言ってマイクを放り投げてシャドークィーン達は控室に戻った。




