部長「見るに堪えない長文で、読みたくない」
”全体朝礼”、出勤と同時に全員が集まって話し合うことです。
2週連続で全体朝礼を開く必要があるのだろうか?
社内問題が1件あるので、そいつは必要なのだが、作者には全くの無関係なので正直パスしたいのですが。
今回はもう1件。……ウチ等、ほぼ関係なくない?
「えーっ、全体朝礼を開きます」
部長、メッチャ面倒そうな顔で呼んでいて、A4サイズで10ページくらいの厚みになっている資料。もとい、お客様から我が社への抗議文なんですが。……一瞬、目を通してから、
「見るに堪えない長文で、読みたくない」
全ての内容を一言で終わらせたのである。
◇ ◇
最近はAIで、文章からイラストまで生成できる時代です。
こうしてアナログで続ける人の方が珍しくなるのでしょう。自分も一遍使ってみたいものです。
そう。
手書き。
そこには人の気持ちが籠っているのである。
『お前達のようなカス会社は潰れて欲しいです!!』
『土日に仕事をしないのは何事か!!?』
『料金が高すぎる!一般市民の事を考えてもっと安くしろ!!』
『態度も対応も最悪な連中ばかりだ!!』
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「いやぁ、凄いですね」
蓮山部長が、そのお客様と対面。
窓口に来て、クレーマーから抗議文を受け取ったんですが。
「暇なんですね」
近いからって理由で、郵便局に来るのは百歩譲って分かるんですが、そこまで行くと本社に行くなり
「部長としてあなたを即戦力として雇いますよ。まずは四つん這いになってくださいね。喜んでください、時給は0円。バイク及び自転車、徒歩も禁止による配達をお願いします」
怒鳴ればとりあえず謝る上司もいるんですが、謝りつつ怖い反撃してくる部長もいるものです。
背中から紐のついた首輪を取り出しながら、蓮山部長は釈明する。
「え?パワハラ?いやいやいや!このやり方は、我が社で採用している、社員一人一人による尊厳破壊の一つで……いけない。追い出し+人件費の大幅削減の手段にございますよ。年齢性別なんて問わない、クリーンな社会ですから」
どっちもやべーよ。
……社会に対して不満がある中で、その社会の外から抗議をしてくる連中に対し、……虚実を混ぜて、社会の地獄を見せてあげると
「あははははは、あの人、逃げちゃいましたね」
「怖ぇーーことすんな!!」
すぐに逃げ出そうとするのである。
ただの嫌がらせでくるクレーマーには、こーいうハッタリは結構良かったりする。
「しかし、あの人の言い分はもっともなモノです。……たぶん、ちょっとくらいはです」
「その抗議文を少しは読んであげろよ」
「見るに堪えない文章です。読みませんよ」
作っててすっごく傷つく奴!
それはさておき、……いちお、……まぁ、いちお、お客様の
「抗議してきた事を言うべきですよ」
「そうですか」
『料金改定をしたなんて聞いてない!!昔はこの値段で発送できたんだから!お前達の努力不足なんじゃないのか!!?』
「で、あなたは努力しますか?これをみんなにつければ、料金が安くなりますよ」
「え、え、遠慮します。蓮山部長。……その首輪をかけようとしないでくれ。っていうか、私は窓口担当です」
「会社の雄犬も可愛いと思いますよ」
「嫌だよ!!」
……料金の変更は大分前からやっているのですがね。
急いで出したい郵便だったのに、料金が足りてないで戻された事に加えて、雨で中身がやや濡れてしまい、怒り爆発で抗議しに来たそうです。
お客様としては、社会で働く人間は、無償で働いて欲しいのは分かるんですけれどね。
それはそれとして、ちゃんと料金払えば良かったじゃん、なんですけどね
作者も最近ですが、
配達地域で有名なクレーマーと言い争いをしました。
凄く怒る方で、ホントに社会で働いている人達を馬鹿にしている方なんですが
『そんなに元気もあって、社会を良くしたい気持ちもあるのに、その社会からいらないと言われるなんて。会社で働きたくない自分としては、あなたのような無能が羨ましいです。無能にもいいところあるじゃないですか』
こんな感じなこと言ったら、相手が黙ってしまいました。(自分も昼食抜きで台風直前の配達だったから、イライラしちゃってて……)
クレーマーって自分が言われたら嫌なことを叫んでいるので、それに沿って言葉を返すと、かなり効きますよ。




