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11p

「お主ら僕とパーティを組まんか?」

「パーティだぁ?」

「ちょっと静かにしてて。・・・その話詳しく聞かせて貰える?」

初手から蔑ろにするつもりはない、と。

頭のいい奴は好きじゃぞ?

黒髪の方もこういった話は白髪に任せた方がいいと分かっているのか静かにしている。何とも相性のいい奴らじゃないか。



「そうじゃ、利害が一致している間だけ手を組む。そんな関係はどうかと聞いておる。僕は安全がある程度保証され、生活に必要なものが揃っているこの階に住んでいる。なんなら近いうちに下の階までエリアを広げようと考えていた」

未探索ではあるもののモール内の構造も把握出来てるしな。

「それが出来なかったのは何故か?男手が無いからじゃ。僕のようなか弱い女子だけでは開拓するのには時間が必要。・・・そこでじゃ!」

男共に指を指し素晴らしい勧誘をしてみせる。

「僕はお主らに衣、食、住を!お主らからは力仕事や探索をする際の戦力になってほしい!もちろんここを離れる際には引き止めやしない!」



むふーと自信満々に笑みを浮かべる少女に黒髪の男は嫌悪感を隠そうともせず、白髪の男は引きそうになりながらも提案について思考する。

この男は近くの大学と口にしたが以前屋上から見渡した限りではそのような建物は見受けられなかった。

とすればかなりの距離をこの二人は進んで来たということになる。

戦力としても申し分ないはず。是非とも頷いてくれと少女は瞳を輝かせながら返事を待つ。



「その話乗った」

「まじかよ綾人!自分の事か弱いとかいうこんな口調の変な女に従う必要なんてねぇだろ!?」

「む!失礼な奴だな!」

「あぁ!?全部本当の事だろうが!」

「いいから落ち着いてよ。俺達がここに来た目的に合ってるし危険を犯してまで安全を確保する必要が低いんだよ?かなり魅力的だと思うけど」

やはり話の分かる奴だ。



「そうであろう!そうであろう!ベッドにテレビ、なんならお風呂まで入れるぞ!?魅力的であろう!?」

「・・・風呂?」

「ま、まぁ!正確に言えばシャワーではあるが無いよりかは良いだろう!?」

「・・・仕方ねーな」

な、なんじゃこやつ。風呂と聞いた途端大人しくなりよって。

まぁ、こんな世界だ。風呂というのは相当魅力的であろう。

それともなにか?よっぽどの風呂好きなのか?

こんな輩のような見た目をしておいてか?

おいおい、ギャップ萌えを狙うにしても馬鹿丸出しの言動は控えた方がいいと思うがのう。

「てめー、何か失礼な事考えてんじゃねぇだろうな?」

「なっ!お主エスパーなのか?」

「やっぱり失礼な事を考えてやがったな!?」

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