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ウロボロスは気の向くままに  作者: 鳥羽 新
9/17

謎には謎がつきもの

 そうは言ったものの、どっちに行けば早く森を出られるかもわかんない時点で早く出ようなんて思わない方がいいかも。

 論理的になれ八羽場……転生したんだしいい加減名前とか変えたいな。

 後回しにしてる問題の一つだし悩み事は早めに消して生き残ることに集中したい。

 いや、名前を変えるという行為が論理的ではない可能性……は置いといて。

 今出てる諸問題を整理しようか。

 

 まずは住むところかな。

 これ決めないと眠い時に安心して寝れない。

 衣食住と3大欲求さえ満たせてれば生きれるし。

 まぁ今の俺に性欲があるかって言われると怪しいけどね。

 

 名前……はもう今決めちゃうか。

 ネメシスとか? 神の怒りを具現化した女神様の名前だ。

 いいのでは? っていうかこれ以上名前のことで悩みたくないしこれで決定で。

 俺の名前はネメシス!よろしくな!

 

 そして現在地と時間が分からん。

 あーGPSと時計が欲しい。

 まあ無いものねだりしてもしょうがないし、多分スキルとかにあるだろう。

 

 あとあの美しょ……神様が残してった情報かな。

 

 これで全部かな? よし、整理終わり!

 適当に見つからなさそうな高い木の上に登って。

 さて、寝よう。

 記憶の定着には寝るのが一番だからね。

 それじゃ、おやすみなさーい。

 


 

 うん?

 俺はその騒音で目が覚めた。

 これは……羽音?

 いつのまにか俺の真下で虫の大移動が起こっていた。

 カマキリっぽいの、カメムシっぽいの、蜂っぽいの。

 色々いる。

 だけどなんでだ?同じ種族でも無い虫達がここまで群れになって移動するなんて元いた世界じゃありえない。

 いや、ここは異世界だ。

 こういうこともあるのかもしれない。

 

 俺はその大移動が遠ざかるまで待った。

 体感三時間ぐらいかかった。


 じゃ、今度こそおやすみなさーい。

 

 

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