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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

殺人鬼さんの最期

作者: 小鳥遊

あまり話の筋が通ってなかったりします。

すみません。

ハッピーエンドと、ありますがあまり後味のいいものではありませんのでご了承ください。


あくまでも、趣味の範囲なので高クオリティを求めないで下さい。すみません。





ーーああ、また壊してしまった。せっかくいいおもちゃだったのにな………。



最近は自制が出来なくなってきた。

さっきだってそうだ、いい玩具だったのに

もう少し、あと数日くらい我慢していればもっといい声が聞けたのに……。


僕が壊れたのはいつだったのかな?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その日は、自分の欲求に逆らえず路地裏にいたやつをヤってしまった時だった。


「ねぇお兄さん、どうして怪我してるの?」


少女は突然、僕に話しかけてきた。

廃墟と廃墟の間、光が入らないような場所。壁には苔が生え腐り。ゴミ箱からはネズミやゴキブリが出て来るような場所。こんな場所で少女は聞いてくる、驚いている僕に何度も何度も、聞いて来る。


『これは怪我じゃないよ、返り血だよ。』


何故か分からないけど正直に答えてしまった。

きっと少女は驚いてしまうだろう、そう思っていると


「そっかぁー、じゃあなんでそんなに沢山返り血が付いてるの?返り血のせいですごい匂いよ?」


明るい声でまた質問をしてきた。まるで、好奇心旺盛な子供が親に答えを求めると言うのが当たり前だ、と言っているように。


『そうかい?自分じゃ気付かなかったよ、ありがとう。』


僕は2つ目の質問には答えなかった、なぜだか答えたくなかった。まだ幼い子供だから?純粋無垢な少女を汚したくなかったから?そんな自問自答をしながら、感謝の気持ちを伝えると


「うふふっ、どういたしまして。」


笑って返してくれた。そんな少女の微笑みが少し嬉しかった。どうして嬉しかったのかは分からなかった、しかし嬉しかったのは事実だ。


『ところで、どうして君は怪我だと思ったんだい?どこからどう見ても返り血だろう?』


答えはわかっていながらも少女に聞いた。


「そうなんだね。でもね、私にはその゛見る゛って言うことが出来ないの。」


盲目の少女は目を閉じたままこちらを向き、少し困りながら微笑んだ。

とても美しく、儚く、すぐ壊れてしまいそうな笑顔だった。


『なら、匂いでわかったって言うのかい?』


「ええ、そうよ。目が見えないぶん鼻や耳が良いの。」


不思議なものだ。ひとつ失えば、他の器官は普通より良くなるらしい。神様はなぜそんなことをしたのか分からない。

それなら僕もそうしてくれないかな…。そんなことを考えながら少女と会話を続ける。


『じゃあ、尚更分かったんじゃないかい?こんなに濃い匂いだったら怪我をしたとは考えにくくないかい?悲鳴のひとつも聞こえなかったのに♢』


少し笑いながら少女に問いかけた。


「ありゃ。バレちゃった?そりゃバレるよね〜。

それじゃあどうする?私を殺す?」


少女は自分の生死の話をしているのにもかかわらず、

にこやかに僕に問いかけた。


『ウーン、どうしようか?君はどうして欲しいんだい?』


僕は少女の問に対して問で返した。すると少女は当たり前のように


「殺して欲しくないに決まってるじゃない」


頬を緩めながら答えた


「それに、お兄さんには聞いてみたいことがあったの。」


聞いてみたい?

ヒトゴロシの僕に何を聞くというのだ


『何を聞いてみたかったんだい?君の質問によっては答えないケド、聞いてあげよう。』


「良いの?!」


僕の回答に驚いたらしい。


『質問次第だけどネ♡』


「わかった」


本当にわかっているのだろうか?そんなことを思いながら、少女の問いを聞く





「お兄さんの心は、いつ壊れたの?生まれた時から?それとも誰かに壊された?自分で壊れてしまったの?」





驚いた。

少女はしっかりと僕の方を見ながら問い掛けてくる

驚きが隠せない。

自分でわかっているつもりだったが、改めて言われると少し悲しかった。

それと同時に嬉しさもあった。しかしそれも一瞬



『どうしてそんなこと聞くんだい?』


僕はまた、少女の問いに問で返した。返してしまった。


「どうしてって、ただ単にお兄さんからは同じ匂いがするからだよ」


少女は、当たり前のように答える。

僕と同じようには見えない。

しかし

僕と同じようにも見える。


『そうい?それはどう言うッ……』


少女は突然僕との間合いを詰めた。

だから僕は少女をしとめた。



とても美しい顔をしながら少女は死んだ。

いや、僕が殺した。

少女を殺めた時の感覚は、初めて人を殺めた時の感覚に似ていた。

罪悪感に苛まれ、押しつぶされそうになった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ーーー思えばその日から、僕が壊れ始めたのだろう。


冷たくて、寂しい。

そんな感覚が、

そんな感覚が

人殺しとしての快楽殺人者としての僕を壊して行った



あの時の少女は美しかった。



透けるような白い肌


海のように澄んだ青色の瞳


月の光に反射して金色に光る髪の毛




その全てが美しかった。



僕はそんな美しい少女を壊して動かなくしてしまった。



あの日から僕はダメになったんだ……、



もう僕は使えない人(形)。


遊べない人形は捨てられなくてはならない。



僕を壊して捨ててくれるヒトなんてきっと居ない、


僕はお気に入りの銃をこめかみに打ち込んだ



痛みは一瞬で意識も一瞬にして消えた。






そこに残ったのは、青年だった物が血に濡れ姿だった



その青年は美しく、左頬に涙のマークを施していて

笑っていた。



月の光がちょうど青年の顔辺りにあたり、

綺麗な顔がより一層美しく見えた。







青年の体は誰にも見つかることはなく当たり前だが腐りウジが集まり無くなって行った。




残ったのは青年のからだから生えた寄生型の

世にもめづらしく美しい

薔薇だった。



happyend

最後まで読んで下さりありがとうございます。

この作品に対して言い訳をさせてください。

実はこの作品、2日かかってしまったんです。

理由としましては、作者はまだお子ちゃまでして眠気には勝てないのです。そのせいで1日目ダウン。

2日目は頭痛と格闘しながら書いています。

わかっています、こんなテキトーに書いてんじゃねーとおっしゃる方おいると思いますが、

作者にとってはあくまで趣味の範囲なので。

すみません。

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