関原玲
まだ続いていました。今回は短いです。
関原玲は、地元の病院で、清掃業をしている。パート従業員である。
責任を持って働いている同僚たちには申し訳ないが、ものすごい超がつくほどの裏方の仕事だし、賃金も底辺に近い。
まず看護師たちには下に見られているため、ほとんどあいさつされることはない。一度、新人らしき看護師にあいさつをしたところ、無視されてしまったので、それ以来、看護師たちには誰にもあいさつしていない。本当はした方がいいのだろうが、今さらあいさつをしても不自然なだけだし、その勇気もない。
唯一気さくにあいさつをしてくれる存在は、入院患者さんくらいのものだ。しかし、その入院患者さんの一部から、「幽霊」とあだ名されていることも知っている。鬼太郎みたいに長い髪で顔が隠れているからだが、それには理由がちゃんとある。
仕事柄、床の掃き掃除やモップがけのときに下を向いていることが多い。それがクセになって、日常でも下を向いて伏目がちになるようになった。それに加えて、鬼太郎の前髪である。
だから、「幽霊」と。
ここまで貴重なお時間を割いていただき、感謝いたします。




