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救出前夜



「トモヤよ土産だ。丁重に扱ってやれ」


 丁度夕食を終えた時にやって来たベスターは、その場に真っ裸の女の子を三人転がして堂々と言い放ったのだ。

 ああ、うん、頭を切り替えなければ。

 さもないと裸体をぼんやり眺めるだけの変態になってしまうし、その後の我が嫁達の攻撃と口激(こうげきとこうげき)で生きる屍くらいまで痛めつけられそうだ。


「千絵、楓子、何か着替えを。シャルとシエルで風呂に突っ込んできて」


 別に風呂は何となく言っただけだが、裸で転がされていた事実を見るにいい環境には居なかった事だろう。

 通常の人間サイズの服は千絵と楓子に任せた方が早い。

 転がった彼女達は動けないのか動く気力が無いのか、茫然とした顔でこちらを見上げていた。

 何にしても風呂に突っ込んで綺麗さっぱりした方がいいだろう。

 だが少し様子がおかしいので、部屋を出て行く寸前の楓子を呼び止めた。


「楓子、ちょっと体見てあげてくれないかな」

「うん」


 楓子が彼女等に触れて何かを探り始めた。


「見た目は治されてるけど関節の筋を切られてる。これじゃ動けるわけ無いよ……。それと喉も潰されちゃってるみたい。フルヒール」

「……あ……? あぁぁぁぁぁっ!」


 一人目は何が起きたのか全くわかってなかったようで、手足が動くことに気づいて驚くと同時に声が漏れ、あまりの事に泣き叫んでしまった。

 それを見て他の二人も驚いたようだが、順次楓子に治されると二人で泣き叫びながら抱き合ったかと思うと俺とベスターを見た。


「すまんなお前達。私はこれでも魔人の王なのだが、人間の友でもあってな。サウスルタンの国民を助けるべく調査をしに行っていたのだ。こっちは王国で次期国王と言われているトモヤとその奥方達だったのだが、まぁとりあえず好意に甘えてさっぱりして来たらどうだ。フローラ、手伝ってやってくれ」

「わかりました。シャルロットさん、シエルさん、行きましょう」


 そう言うとフローラさんは三人の少女にフライを掛けて強制連行してしまった。

 風呂は男女別の大浴場があり、たまにフローラさんも使っているらしいので無事送り届ける事が出来るだろう。

 さて。


「どうだった?」

「クソだった」


 何とも率直な意見ありがとう。


「奴等人を食らうぞ。家畜と呼ぶだけあったのだな」

「うわ……」

「歓待をすると言うから晩餐会に呼ばれてみたら、そこには美醜もわからん雌のオークと、天井から縄で逆さづりにされて血抜きされてる人間と調理人だ。全く気が滅入る」

「え、えっと、それってどうなるんだ……?」

「説明が必要か?」

「いやいいです」

「だがまぁ捕虜が五か所に分けられている事もわかったし、奴等の戦力も大体わかった。問題があるとすれば、敵はオークだけではなく亜人も含まれるかもしれんと言う事か」

「何で?」

「どう言うわけかオークと亜人は仲がいいようだ。流石に捕虜関係には関わっていないようだが、いざ戦いになった時に一緒になって掛かって来るかも知れん」

「亜人って強い?」

「動物を人間サイズにした場合、どの程度の強さがあると思う?」

「そりゃ強いな」

「通常亜人は種族別に暮らすのだが、あの国に居た亜人は様々な種類が当たり前のように街を歩いていた。通常ならありえない光景であると言う事は、そこにオークの魔王の存在が関係しているはずだ。となると奴に協力的であると見ていい」

「うちの人間で対応は出来るよな」

「問題無いだろう。だが亜人はその身体的に秀でている部分に関する魔法を得意とする事がある。猫なら夜目が利き匂いや音に敏感だしウサギなら脚力に秀でている。もし進んでオークに協力する場合、亜人から先に排除しなければ厄介かもしれぬ」


 なんか難易度が上がった気がするんだけど。

 とりあえずざっと話は聞いて色々考えて見たが、人を食らうと言う一点が頭の大部分を占めてしまっていて、少し落ち着いて考えたい気分だったので一旦ストップした。

 女性陣が帰ってくれば多少は話も聞けているだろうし、何かしら先が見えて来るだろう。


 一時間くらいダラダラしてたら女性陣がまとめて帰って来た。

 全員風呂がまだだった事もあって、一緒に入ってしまったらしい。

 トラ子は見慣れぬ三人を警戒してか、俺の膝の上で何となく警戒ながら座っている。


「で、何か聞けた?」

「少しはね。みんなサウスルタンの貴族の娘らしいのよ。公爵家とうちには無い方の侯爵家の子と、よりにもよって今の共和国代表の娘さんだって。急にオークが攻めて来たのが一週間くらい前で、一瞬で制圧されて人間は捕虜になったって。それくらいかしら」

「そか。じゃあ部屋を用意するから今日はゆっくり寝て貰おう。えーっと、三人バラバラと一緒どっちがいい?」


 聞くまでも無いかなと思ったけど、全員一致で一緒だった。

 来客用のキングサイズのベッドが一つある部屋があるので、そこでいいだろうか。

 そう言えば食事はどうだろうと思ったが、とてもじゃないけど食べる気分でも無いようで三人とも辞退した。

 ならばと部屋に案内すると、三人ともすぐにベッドに上がって毛布をかぶってしまう。

 それを見てた俺達は、一体彼女たちに何があったのか想像も出来ないが、とりあえずそっとしておくしか無いんだろうなと扉を閉めようとしたら、何を思ったのかトラ子がするっと足元をすり抜けてベッドに上がった。

 それに気付いた彼女たちが何事かと見ると、トラ子はその場でよりにもよって巨大化した。

 そして彼女たちの足元でぐるぐると回るとベッドに対して横向きになった。


「えーっと……」

「にゃ」

「横着しない」

「見てる」


 大猫モードなので喋れるだろという意味で言ったら見てるとの事なので、どうやら彼女たちの番を買って出た模様。

 だが問題は彼女たちで、いきなり猫が巨大化して足元に来るわ、それが喋るわで硬直してしまっている。


「そいつ猫の魔獣なんだけど、君たちを守ってくれるってさ」

「にゃー」


 だがしかしだ、この世界に於いて猫は愛玩動物としては全くポピュラーでは無い。

 しかも魔獣だ。

 そんなのが急に現れて驚かないわけが無く、三人が絶句して一纏まりに身を寄せて固まった。

 それを見たトラ子が立ち上がり、その彼女達を腹で巻くように横になる。

 なんか知らないけど保護欲を掻き立てられているらしい。


「トラ子、くれぐれも丁重にな」

「ぱぱも一緒に寝る?」

「ママたちに殺されそうだからやめとく」

「にゃ」


 弱った子を見ると助けたく思う気持ちもあれば、どことなく可愛く見える事も有るだろう。

 だがしかしだ、彼女たちは由緒正しい家柄の子達で、これが普通に可愛いのだ。

 もう一度言おう、かわいいのだ。

 サウスルタンの国はラテン系らしく、三人とも黒髪で目鼻立ちハッキリの美人さんだった。

 そんな子達と冗談でも一緒に寝るなんて言ったら、その後の地獄が目に浮かぶ。

 結局彼女達はしばらく硬直してた物の、トラ子が何もしない事で緊張感も解けて来たようで、もう大丈夫だろうなとそっと扉を閉じた。 


「とりあえずトントン拍子にここまで進んだけど、どうしようか」

「しばらくうちで面倒見るしか無いでしょ?」

「うん」


 リビングに戻って来て仕切り直しと言わんばかりに言ってみたら、何ともあっさりと千絵と楓子は受け入れる気満々の様子。


「私達のセキュリティーを考えると宿屋に、と言いたいけど被害者だしオッケー」

「私も賛成だよー」


 と言う事でシャルとシエルもオッケーで我が家の嫁ーず全員から許可が下りたので、客人として迎える事になりました。

 まぁダメと言われてもそのつもりだったんだけど。


「でもベスターが連れて帰って来たからベスターの物とも」

「トモヤよ。お前は私がタコ殴りになるのを見たいのか? ん?」

「旦那様、私は旦那様のなさる事でしたら全て許容する()()()はございますよ?」

「あくまで許容する()()()なのだな」

「ええ」

「ほら見ろトモヤ。私の命などいくつあっても足りぬわ」

「うーん、フローラさんが確信犯で楽しんでるのがわかるんで、たまには連れて帰って修羅場ってもいいんじゃないかなと」

「馬鹿を言うな」


 思いの外本気でビビっているので、ベスターしか知らないフローラさんがいるのだろう。


「それで智也、あの子達どうするの? その、これから先とか」


 少し話が戻ってしまった。


「とりあえず面倒を見るのは前提として、サウスルタンがどうなるのかによって決まるし、どうしようも無かったらうちで侍女見習いとしてマリーネとかコレットの部下にしちゃえばいいんじゃないかな。家柄的には申し分ないわけだし」

「智也君、男の人が結構殺されちゃってるって言うから、国として機能しないんじゃないかって言ってたよ?」

「ふむ、だとしたら王国で吸収してしまえばいい。何、あの山一つ消し飛ばせば物流も容易であろう」

「そう言うのは終わってから考えようなー。領土広げたりしたら面倒な事になりそうだから個人的には却下だからなー」

「そう。国の吸収は他の国々が黙っていない。それ相応のやり取りが必要になるから厄介」

「だよねぇ。オークの襲撃で滅んだとは言え、関係無いのに群がってくるのが出て来るから厄介だよねぇ」


 シャルとシエルは何か知った風の事を言う。

 これまでも魔物によって消された国はあるだろうし、そこら辺の話を聞いておかないとならないか。


「だがトモヤよ、国として機能しないのであれば、吸収してやらねば荒廃し魔物が住み着くだけだぞ。今回に関しては亜人だろうがな」

「それだよ。その亜人とも場合によっては交渉する必要があるわけだから、ただ単にサウスルタンを奪還すればいいってわけでも無いんだよな」

「いや、亜人は気にしなくてもいいと思うのだが。人と亜人は関わろうとすれば争いしか産まれん」

「それ前にコボルトの魔王もそんな事言ってた気がするけど、なんでなんだ?」

「主に人族側が亜人の見た目を嫌った事が発端と言われている。本来は温厚な亜人を人が住むには過酷な赤道直下に追いやったのだ。それからと言う物、亜人も人族を嫌ったと言うのが大まかな成り行きらしい」

「酷い」

「そんなのって無いよ」

「亜人の話は世界的に伝わっている。人は亜人の動物の見た目で二足歩行する姿を魔物と同じと解釈した。ただの迫害」

「ドワーフにも伝わってるけど、私たちは人と違うからそれほど亜人に嫌悪感は無いよー」

「だがな、全ては戦闘で亜人がどう出るかだ。そしてお前たちが守る気があったとしても世論がどう言うかはわかり切っている」

「まぁ、それも今後考えよう。それよりも早い内にサウスルタンを何とかしないと」


 ベスターの話では状況は良くないようだった。

 可及的速やかにオークを何とかしなければならない。


「だがトモヤよ。王国の兵で使える奴等は連日の行軍と模擬戦、帰投の最中で疲れも溜まっているだろう。救出に駆り出すには少し酷ではないか」

「それをちょっと考えていたんだ。で、昨日の会議で詭弁を弄してきたわけだ」

「ほう」

「と言うわけで使えそうな魔人の兵を借りたい。何かあっても臨機応変に対応してオッケーってなったから」

「トモヤよ。お前怖い奴だな」

「んで収容所が五か所?」

「そうだ。他にも多少散ってる可能性はあるが、まぁまず移動された人間は食料になっているだろうな」

「じゃあ魔人が数人に付き兵を五つに割って三十人でワンセット。これを救出班としよう」

「フローラ、人選を」

「はい」


 後はオークを引き付ける仕事だ。


「オークをどうにかして引き付けておかないと、救出班が動きにくいし救出前後に大きな戦闘に巻き込まれたら厄介だ」

「それだが、トモヤには怒られそうだが嫁達を使えばいい」

「内容によっては絶交もあり得る」

「言うのをやめよう」

「嘘だけど冗談じゃない」

「ん、むう、まぁそのあれだ、どうも奴等はあの三人の少女をデザートにと言って寄越してきたのだ。つまり、奴等からすると若い女はそれだけ美味と言う事なのだろう。ではそんなオークの前に仮にチエが現れたらどうなる」

「捕まえるか殺すかする」

「それも最優先でな」

「……これは絶交だな」

「待て待て」

「まぁ冗談だけど」

「全く冗談じゃない。……ちなみにエルフは絶対美味いと確信して王国に狙いを定めていたようなのだが、餌としてシャルロットをだな」

「帰れ」

「あくまで案だ。何よりシャルロットならば何かあった時に転移門で即座に離脱出来る」


 だが運動性能が低すぎて、仮にフライで飛び回るにしても餌にするには不安だ。

 ルートが悪くて囲まれたら即座に転移門で近距離ジャンプとかすればいいのかもしれないが、何度か繰り返したら魔力切れを起こしかねない。


「シャルじゃ逃げても捕まる可能性がある。仮に飛んだとしても」

「ん、大丈夫。トラ子に乗っけて貰う」

「あー……」


 確かに大猫モードのトラ子ならシャルが振り落とされさえしなければ大丈夫だろう。

 振り落とし防止にバインドか何かで縛り付けておけばいい。


「戦闘では私は力不足。それくらいなら出来る」

「勿論一人ではそんな多くのオークは釣られないだろう。だから出来れば四人で一度サウスルタンの中央まで行き、そこから分かれてオークを引き連れて北の山脈麓まで行くのだ。適度に攻撃して煽ってやれば意地でも逃がすまいと相当な数が釣れると思う」

「私は逃げ切る自身あるわよ」

「私も走るのは苦手だけど飛ぶのは得意だから大丈夫だと思うよ」

「えーっと、フライが使えないからダッシュするよ。囲まれても薙ぎ倒して出て来れるし」


 我が妻たちが割と本気で強いのだが、俺が心配する意味があったのだろうか。

 いやいやオブラート程度の強度と言えど、壁になるのは夫の務めではないか。


「……じゃあそれで」

「トモヤの心配が他所にあるのもわかっているのだ。街中に普通に人骨が捨てられておった。恐らく他にも酷い光景を見る可能性はある。そう言う場に連れて行きたくないと思っているとな」

「うん、まぁ、そうなんだけど」

「とは言え奴等は知能が高い故に公衆衛生にも一定の配慮が見えた。恐らくそこまで酷い事にはならんと思う」

「それならいいけどさ……。で、一番の問題の魔王はどうするんだ?」

「一緒に釣れれば叩けばいい。釣れなければ後日倒せばいいではないか。王国に私がいる以上、奴らは攻めて来れん。ならば救出だけしてしまって、翌日にでも堂々と叩きに行けばいい」

「すげー強気な」

「あの程度私の敵では無いからな」


 ベスターがオークの魔王を倒す気でいるらしい。


「じゃあそうするかー……。じゃあ明日? 明後日?」

「明日の明け方にしよう」

「待て待て、まだ王国軍側にも話をしてないってのに」

「しに行けばいい、今から」

「……」

「早く動かんと食われるのが増えるだけだぞ?」

「はぁ、シャル、行こう」

「ん」


 慌ただしすぎて準備もへったくれも無い。

 かと言って何の準備かと言うと、俺達に関しては心の準備くらいしかする物は無かった。

 だが明け方となると、トラ子が守ってくれているのを一度引き離さなければならない。

 そうだ、あのトラ子の行動には少し驚いた。

 元々猫は見慣れぬ物には近づかない習性を持っているし、最初に警戒して寄って行かなかった事でトラ子もそうだと思っていたのだが、そこに人並みの心が付随すると行動も変わるようだ。

 さて、それでは風呂上りで申し訳ないが、シャルにはシェイプチェンジでシェリールの外行き姿になって貰って転移門の魔法を使って貰おう。

 行先は西の街道沿いである。

 俺が大体この辺りと言うと、シャルも発見したようですぐに転移門を開いた。


「到着」


 転移門から出ると、途中の町で仕入れたのか野営をしながら酒盛りをしていた。


「……」

「せ、せいれーっつ! シャリール王女とトモヤ殿がいらっしゃいましたー!」


 いらっしゃいました。

 はい。

 任務中の飲酒が思いっきりバレて青い顔をしているのがチラホラ見えるが、だからこそ物凄い勢いで集まって来た。


「トモヤ、どうしたんだ」


 流石に立場上飲むわけにはいかなかったのか、ツヴァイがシラフで寄って来た。

 鎧も脱いでラフな格好だからか、シェリールを前に少し申し訳なさそうな顔で頭を下げる。


「南のサウスルタンがオークに落とされていて、明朝捕虜救出に行く事になったんです」

「ほう。あれから三日で話が大分進んだようだな」

「ちなみに聖地の南側にある森にゴブリンの大きな集落が出来てて、午前中にコボルトが潰しに行ったって出来事もあった」

「……これは帰ったら色々と聞かなければならない事が……」


 ハイリッヒ家の事はルーベルトの爺様にでも直接聞いて貰おう。

 アレで厳格な爺の姿を周りに見せているが、人並みに孫可愛さを感じていてもっと話したいようなのだ。

 問題はハイリッヒ家当主と言う事で、孫からルーベルトの爺様に話しかけるのが非常にハードルが高いようで、以前物凄く遠回りに『どうやったら孫と話せるか』と言う相談を受けた事も有る。


「と言うわけで、今のうちに五班に分けておいて欲しんです。人手不足なので魔人の兵を対オーク用に借りるから、それと一緒に王国軍としてサウスルタンの住民を助けてやって欲しいんです」

「王国軍としてか」

「そう。その方が話がスムーズだろうし」


 全て魔人で片づける案も考えていたが、そうなると『なんで魔人が助けに来たんだ』となってしまう。

 そこは王国経由で知ったから助けに来たと言ってもいいのだが、魔人を簡単に受け入れるとも思えない。

 何にしてもベスターの関与は隠す気は無いが、何から何まで魔人がやりましたとなると扱いが面倒なので王国主導でやった方がスムーズだと思うのだ。


「了解した。ちなみに向こうの様子はわかっているのか?」

「ベスターが魔王として会いに行ったら、人を吊るして血抜きして、その場で調理して出してきたらしいです」

「なるほど、容赦はいらんのだな」


 そうやる気になってくれるのはありがたいのだが、ツヴァイと言えどオークを一体相手するのも大変だろう。

 まぁでも士気が高いに越したことは無い。

 特に疲れも出て来る頃だろうし。

 と言う事で、さっき見た事も無かった事にしておこう。


「任務中の飲酒に関しては内緒にしておくと言う事で」

「流石トモヤだ」

「じゃあ帰ろう、シェリール、お願い」

「はい。では皆さん、明朝迎えに来ますのでよろしくお願いします」


 そうシェリールが言ってほほ笑むと、あちこちから歓声が上がる。

 やっぱ貴族にはシェリール人気が根強いのかなぁ。

 最近では割と女神フーコ一強かなと思っていたのだが、エルフ信仰は貧民から貴族にまで幅広く根強くあるので、やはり捨てた物では無いのだろう。



全く関係無いんですが衝動買いでやべえ買ってしまった。

さーて冷凍庫空けとかないと腐らせるぞーぅ


にしても一応オーク編と銘打っておいたものの、オークの話してるの半分くらいになりそうなんだよなぁ。

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