親友に相談2話
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「へー。痩せるんだ。知らなかったな」
「なんでお前が知らせてきたのに知らないんだよ。」
彼の名前は高津 大地。15歳。こいつは早生まれなのでまだ一個下だが同級生だ。僕の唯一の友達にして親友。成績優秀スポーツ万能完璧イケメンボーイだ。死ね。
しかも彼は先輩に彼女がいる。らしい。噂だから僕もよくは知らない。
「まぁ何でもいいじゃないか。ははっ」
「アホくさ。」
こいつはいつも適当だ。でもたまに核心を突いてくるからまたウザい。
「でもこれでちゃんと一緒にやれるわけだろ?良かったじゃねーか」
「…………。」
まぁたしかにそうなんだがなぁ。
「どういうプレイしようかなーとか今のうちに考えておこうと思って、昨日から色々考えてるんだけどさ。
大地はどんなかんじでやるか決まってたり?」
「俺は勿論勇者みたいな?俺攻略の最先端にいたいからさ。剣で戦う鎧騎士みたいな感じにするわ。あ、勿論ちゃんと顔は出すぞ?」
いや知らんがな。お前が顔出すかなんぞ聞いてねーし興味ねーわ。
・・・・・・・・・・・・。
ちくせう。
「ハルはどんなプレイしたいとかおおまかにでも決まってないのか?」
う~ん。
考えてはいる。だが色々ありすぎて決められないのだ。
「どーせいっぱいありすぎて決められないとかなんだろ?」
ほらでた。
「な、なんでそう思った・・・?」
「え、勘。」
ほらでた。
ウザいわぁ。当てられると見透かされてる気分になる。
「・・・・・・・いっぱいあるに決まってんじゃん。だって夢にも見たVRMMOだよ!?悩むに決まってるだろ!殴り神官、サモナーだっていいし、魔法剣士や盗賊、吟遊詩人でしょ?極振りとかはステータスないからできないらしいし。
あぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!!!!!」
「落ち着け落ち着け落ち着け?な?一緒に考えてやるから。」
「・・・・・・・・うん。」
一度クールダウンだ。よし僕。落ち着け。深呼吸だ。
すうぅぅぅぅぅぅぅぅぅううううううううううう
「ぐふっっごほがはっぁがっ・・・・」
「何してんだ?ほれ水。落ち着け。」
「あぁ、ありがと」
「とりあえず話戻すぞ?」
「あぁ。」
「じゃあまず最初だ。戦いたい?物作りたい?」
「戦いたい」
即答だ。だって無双とかしてみたいし。
「次。戦い方は魔法?物理?」
「物理かなぁ」
だって魔法ってMP管理とか大変そうだし
「次。火力?手数?」
「手数だな。高度な戦闘とかしてみんなを驚かしてやりたい。」
「じゃあ盗賊とか短剣士じゃないか?手数ってそんなもんだろ」
そうだなぁ。もう少しで何か思いつきそうな気がする。何だろうか。この胸のざわつきは。
「とりあえず考えてみるわ。じゃーな。」
「おう。またな。」
次回はいきなり思いついてゲーム機届きます。
三日前まで飛んじゃいます。




