父さんにねだる一話
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「父さん!!このゲームがやりたいんだ!買ってほしい!」
僕の名前は一条 治。16歳。
高校一年生。今何をしているのかというと、
先週発表されたこのVRMMO。SFO【セカンド・ファンタズム・オンライン】とやらを買ってもらうためである。このゲームはどうやらファンタジー系の自分で冒険するゲームらしい。友達に聞いた。で、そいつが一緒にやろうとか言ってくるもんだからこうして父さんに交渉している。
「なんだ、SFO?」
父さんの名前は一条 亮二。46歳。趣味は映画鑑賞だ。
別に特に趣味がないから適当に書いた履歴書みたいに実はアニメ鑑賞が趣味だとか、そういう訳ではない。
普通に映画鑑賞が趣味な自宅が職場のポッチャリ父さんだ。
「友達がやろうって誘ってくれたんだ。買ってくださいお願いします!!!やりたい!絶対!」
このゲームを僕はどうしても手に入れないといけない。
何故かというと、まぁ誘われたっていうのもあるけど、僕はVRMMO物の小説が大好きなんだ!!
もうステータス?最高だよね!少しずつ強くなっていくやつももちろん好きだけど、適当に選んだら最強
になっちゃった!?みたいな。
ぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!!!
やりたい。
初めて出るVRMMOだし、絶対やりたい。
僕に情報が来た時にはうれしすぎて一度叫びあがってしまった。
反省反省。
まぁそんなこんなで、僕はこのVRMMOを絶対に手に入れないといけない。
「あぁ、そういえば治には言ってなかったな。」
なんだ?金欠か?うちもしかしてヤバいのか!?
「昨日家族分は予約しといたぞ?」
え?
ちょっと待って
え?
「え、ちょっと待って。もっかい言って?」
「だから、家族全員分もう予約したぞ?」
「え!?どうしたの?父さん達もやるの!?」
「ああ、家族全員やらせる。」
なんで!?150万だって言ってたのに。うちは普通の家庭だからそんなお金ポポポンとだせるわけないのに。
※それでも月収500万。この世界では普通。気にすんな。今の時代で言ったら15万とかだよ。
「なにかすごいものでもあるの?150万だって言ってたよ!?全員分とか言ったらメッチャかかるよ!?」
「あぁ。高いな。だがそれに見合う価値があるし、今のうちに予約しないと、製作費が高いから予約された分と懸賞とかに出されるぶんしか作られないらしいから、始まるときには送られてこないらしいぞ?」
あ、そうなんだ。
へー。
でもさ。
「あ、そうなんだ。でも心臓に悪いよ。もっと早くいって?滅茶苦茶焦った。」
「あ、あぁ。悪い。」
知らなかったな。ビビった。でも父さんゲームとか好きじゃなかったと思うんだけど。何があるんだろ。聞いとこ。
「で、どんな価値があったの?父さん。」
「あぁ、なんとな。」
「うん。」
「どうやらこのゲームをやってると痩せれるらしいんだ。」
は?
「え!?どういう意味だよそれ!?わけわかんなすぎない?ゲームで痩せる!?」
父さん詐欺にでもあったんじゃないか!?やばいやばい警察かなぁ。ちゃんと気にしてたはずだったんだけどなぁ。偽物つかまされたんじゃないか!?
「そう焦るな。まぁ詳しくは知らないが。どうやらゲーム内で動くたびに動きと連動して?ゲームマシンから電気が流れて筋肉や脂肪を刺激して痩せることが可能で?しかも筋肉を刺激するから鍛えられて身体が衰えないらしい?」
「なんで疑問形なんだよ」
「詳しくは知らないっていってるだろ。ほら、ゲーム開始の三日前には届くってメール来てたぞ。例の友達とやるのか?」
「うん。そうだよ。父さんは母さんと?」
「あぁ、幸せにやってるからそっちはそっちで楽しんでな。」
「はーい。」
さて、一か月も待たなきゃいけないのか。ちょっとどんなプレイするか考えておかないと。
ちょっとあいつのとこに行くか。
気分で次だします。
次は友達と話します




