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鼠径ヘルニア

記憶だよりの内容になっておりますので、もし似た症状がある場合は一度受診をおすすめします。




三人目を出産し、子育てに追われつつ、大きな病気も怪我もせずに日々を過ごしていました。


上の子が幼稚園の年長さんになったある日、恥骨の近くに触ってぽこりとしたものがありました。自分から見て右、大きさは小豆くらいの小さな感触でした。触っても痛くないし、押したら引っ込みました。


私、以前背中にできたニキビ(笑)から2㎝ほどアブラを押し出した事がありまして、ええ、楽しかったです(笑)

今回もそんなものかな?と、勝手に思いこんでおりました。


だって痛くないし、押せば引っ込むのですもの。


放っておきました。だって痛くないのですもの(笑)


1、2ヶ月はそんな感じだったと思います。


そしたらある日、押しても引っ込まなくなりました。


見た目には全然分かりません。でも触ると前より大きくなったのは分かるのでだんだんと気になってきました。脂だったら注射器で吸いとってもらえないかな?と軽い気持ちで総合クリニックに行きました。


レントゲンを撮り、言われたのは。


「鼠径ヘルニアですね」


ソケイヘルニア??


「脱腸です」


…………わーお。



経産婦にはよくある事だそうで、特に私は一人目と三人目の妊娠中には産科から「太りすぎ」の赤字をいただいた身です。

出産を終えて体つきが元に戻っても、筋繊維は隙間が出来ているそうで、そこから腸がピョコンと飛び出すのだそうです。

もちろん歳を取ると誰でもなりうる症状らしいです。男性も油断なさらず。


で。飛び出したそれをそのままにしておくと良くないので、その隙間を塞がなければいけません。


はい。手術です。


診断を受けた所はクリニックだったので、手術入院の可能な病院へ紹介されました。……家から近くて良かった……


紹介された外科のドクターは「月に3、4人はしてる手術ですので私らも慣れていますし、難しいものではありません」と言いました。

手術時間は確か一時間程度と言われた気がします。うろ覚えですみません。そんな短い時間で終わるんだとは思いました。最長でも二時間だったかな?

入院も1週間程度、最短で3日で退院できますよと言われました。


施術法は、筋繊維の弛んだ箇所に専用シートを縫い付けるというもの。

皮膚を切る以外、どこを切る事もありません。

なので現在もそこが痛い事はありません。違和感もありません。


でも術後は触ると皮膚の下が固く、左右でその感触を確認して面白がっていました。今は馴染んだのか左右の違いはもうありません。


何も問題なく今も過ごしているのですが、ひとつ、麻酔から覚めた時にドクターから言われた事を覚えています。



「腸をしまうのに付いていた脂肪を取るのに苦労しましたよ、ハハハ。運動もしてくださいね」



…………無様な体内でごめんなさいね!




30代。運動不足を体内から指摘されました……がっくり。







と、オチをつけてみましたが、今も元気でいられるのはドクターのおかげです。手術なんて自分じゃどうしようもないですからね~(笑)



まだまだ若いつもりなのは思考だけか……と思ったのでした(笑)



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