第二章 Re:Member エピソード2 Time will tell
おぉ久しぶりです!
遅れてしまって申し訳ありませんでした!
最新話になりますのでどうぞ拝読の方をよろしくお願いします
俺、蒲池良太郎はこの学校にきて初めての友達ができた。名前は『綾瀬心』。
彼女とは席が隣同士なので授業中や休み時間に会話をするくらい。昼休みは他のクラスにいる友達と昼食をとっている。俺はと言うと邪魔しちゃいけないという気持ちがあるから1人で食堂に行って昼食をとっている。
彼女とは友達だがどこか上辺だけの友達のようにしか思えない。仲を深めようとしない感じがしてならない。俺は初めてできた友達だから一緒に遊んだりしたいという気持ちがある。
そんなある日、綾瀬さんから
「なんで、この学校に転校してきたの?」
と聞いてきた。俺はあまり思い出したくない過去を語らないといけないから
「前の学校でやらかしたからなんだよね。」
と嘘をついた。勿論、前の学校でやらかしたことなんて1度もない。成績はクラスで1位だったし体力テストはAだった。まぁ、前にいた学校の偏差値よりかこの学校のほうが高いんだけどね。
綾瀬さんはというと俺の嘘を見破ったのか「そうだったんだね。」と返事をしてそれ以上聞いてこようとしてこなかった。
これでいいんだと自分に言い聞かせる。相談してどうこうできる問題でもないんだから。誰にだって自分でも解決できない、誰に頼っても解決出来ない問題や過去があると俺は思っている。部活でいえば今までできたことがいざ本番になってできなかったとか、テスト対策をしていたのにいい点数をとれなかったとか沢山あると思う。それは自分では解決出来ないし人に頼っても解決出来ない。だから相談して解決することは少ないと俺は思っている。
その日の放課後、俺は帰る支度をしていたら綾瀬さんが俺に
「なにか相談したいことがあったら教えてね。これ、私のアドレスと電話番号だから。じゃあ、またね。」
と言って帰って行った。多分、俺が嘘をついたからだろう。彼女はとても優しい人なんだなと思いながら帰っていた時、綾瀬さんの声が遠くから聞こえた。友達と話してたみたいなので邪魔しないように会わないように帰ろうとしていたら俺のことを話していた。俺は何となく気になって盗み聞きしみることにする。
「心ちゃん転校生に優しいね。なんでそこまで優しくできるの?」
どうやらさっきの連絡先を渡したことを言っているのだろう。
「だって彼の転校してきた理由ってよっぽど思い出したくない事だと思うの。そういうのってさ誰に相談しても解決出来ない事だと思うけど話すだけで違うと私は思うんだ。それに私は彼の友達だから、友達に相談するのは当たり前のことでしょ?」
この人には言えない。この人に言ったら広まる。この人に言っても解決出来ない。
俺は今までこういう風に思いながら隠し続けてきた。
綾瀬さん以外のクラスメイトからも転校の理由を聞かれたが同じ嘘しかつかなかった。それが仇になり俺の周りには誰も寄ろうとはしなかった。けど、彼女はどうだったか?
綾瀬さんは俺にそんな偏見を持つことなく接してくれたじゃないか。昔からの幼馴染かのように笑いあったりもしたじゃないか。
いくら仲を深めようとしないと分かっていたとしても自分を理解しようとしてくれる彼女に対して嘘をつくのは間違いじゃないか。
俺は声がする方向に走って向かう。綾瀬さんの姿が見えたので名前を呼ぶと彼女は驚いていた。
息が切れ話すことすらままならないけれど、一言だけ伝えることはできる。
その一言を伝えたら俺の過去を伝えよう。転校することになった本当の理由を。
「今日、俺と一緒に帰らない?帰りながら相談したいことがあるからさ。」
彼女はどこか嬉しそうな表情をしながらうんと頷いた。
最後まで読んで下さりありがとうございます!
最新話は来週の木曜日に投稿します(本当)
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