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猫と桜と庭の主

膝をかしてくれる人

作者: 眞木 雅

私は無芸な奴だから

さり気なくおどけてあげられない

私は無粋な奴だから

無邪気に癒してあげられない


だからこんな夜

夜ふかしをして

君の話を聞くことにしよう


犬ほど芸はないけれど

私と暮らしてよかったと

きっときっと思っておくれ


相づちのつもりで喉を鳴らすのを

私が甘えるものと

いつまでもいつまでも

勘違いしていておくれ


私にごはんをくれる

膝をかしてくれる

泣き虫を隠している

強くて優しい君


どんなことでも

なんでもかんでも

あることないこと

たくさんたくさん聞かせておくれ


あくびでもいい

涙をぽろぽろ流してもいい


今夜おしゃべりでいておくれ

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