今日もゲンキにオンリートーク
「なあ知ってるか」
「うん、何だ?」
「今の天皇って、一二五代目なんだぜー」
「あ、そう」
「ところで平成の次って何になるんだろうな」
「知らねーよ。つーか物騒なこと言うなよ。勝手に天皇死なすな! 元気だよ!」
「……まあいいか。ところで『平成』ってどうやって付けられたんだ?」
「……知らん」
「じゃあ昭和は? 大正は?」
「知らねーよ。……あ、でも明治なら知ってるぜ」
「お、マジか。聞かせてくれ」
「えーっとだなー。たしか中国だかどっかの書物で、ナントカで『明』るい未来を『治』めましょー的な言葉からきてるみたいだぜ」
「おうそうなのか」
「というか、元号とかころころ変わりまくりだからなー。お前、一五七〇年に何があったか知ってる?」
「一五七〇年? あーっと、いちごパンツだから……本能寺の変の十二年前か」
「いちごパンツって何だよ」
「一五八二に決まってるだろうが!」
「決まってねーよ! つーか本能時の変の十二年前って何だよ! ……とまあ、そんな感じで一五七〇年にはナントカの戦いってのがあったんだよ」
「うろ覚えかよ」
「そんときの元号がゲンキだとか言うんだがな。その十二年後、本能寺の変は天正一〇年、元号変わってんだよ」
「んじゃー元気は二年で終わったのか」
「あ、ちなみに元気な亀って書いて元亀な」
「そうか……。昔は天皇が死なんくても元号変わったみたいだからな……」
「災害でもあったんかな」
「あれじゃね? そのナントカの戦いってのが終わったんじゃねーの?」
「違う違う。むしろこれから激しくなっていくってところだよ」
「んじゃもうあれだ! 亀が反乱起こしたんだ!! 元気な亀が大量に卵産みまくったんだ!」
「それ反乱じゃねーよ産卵だよ」