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竜眼のハーフエルフ  作者: 二砂音
二章 湖の街編
41/68

39話 野営

 夜の野営地で、焚火がパチパチと音を立てている。


 火の中から、踊るようにして火の粉が舞い上がっていき、星空の光の中に混ざって行く。


 眼と目元に蜥蜴人の特徴を持つ、貴族と言う者らしい、ガストンの知り合いの人間の男は、スイレーン衛兵団第三中隊副長ゼラ・ノーデントと名乗った。


「あなたの美しさに我を忘れたんです、ルーナさん。僕は貴族家に運よく“養子”にと拾われた、なんでもないただの孤児ですから」

 ガシャ。

「普通の一般的な理想の男ですからね、変に畏まられてもこまりますからね、今後とも仲良くしていきましょう」


 金属鎧が煌めいているな、だがあまり反射しないように加工しているようだ。

 近いからよく見える。


 ガストン「鼻息荒いぞ、いいから離れろよ、こっちゃ飯食ってんだから」


 盗賊のアジトの大体の出来事をガストンが話した。

 主にギャレスだな。


 ゼラ「やっぱあのヒゲ隊長、頭おかしいですよね、投降した犯罪者の私刑を禁ずるという一文が衛兵団の規律にしっかり記載されてますし」

 兄妹「「えっ」」

 こういう衛兵もいるんだな。


「そもそも、情報を吐き出すためにとっ捕まえることが多いんですからね? 意味不明ですよ全然」


 ふぅん、おかしくなかったら、どういう理由があるんだろうな。


 ガストン「だよなぁ、冒険者も同じだぜ、こっちは罰金まであるしな。ところでよ、臨時雇いとか言うあのリコアって獣人のことは、何か知ってるのか」


 ゼラ「リコアちゃん? 隊長の秘書だろ? かわいいよね、今度おいしい店に連れてって下さ~いって甘えられちゃったぜ」

 兄「え」

 ガストン「は?」


「盗賊のアジトなんて怖いとこ連れてかれて、大丈夫だったかなぁ」

 うん?

 誰の話をしてるんだ?

 妹「……はぁ」


 ガストン「おい馬鹿野郎、あの女、猫被ってるだけだぞ」

 ソニーがうんうん頷いているな。

「おいおい、よせよ、とうとう残ってる右目まで曇っちまったようだな」


 猫を、被る?

「被っていたのは鉄の兜だぞ」

 ゼラ「え? なんですって? ルーナさん」


 ガストン「……はぁ、もういいや」


 ああ、リコアの話で間違ってないな。

 奴は偽装? していた、ということだな?

 態度? と出してる殺気が違っていた。


 ソニー「お兄ちゃん、また変な人かも……」

 ビクター「しっ! 黙って食べるんだ」


 夕飯を皆で食べる。


 ゼラが色んな肉が入ってますね。こりゃ何の肉ですか? と聞いてきたので蛇だと答えると、食べる動きが止まった。


 オークの肉はとてもうまかった。

 ガストンが一部を解体してくれて、焼いたのだ。


 戦士を、喋る種族を、こうして食ってるんだが。

 盗賊、人族は食わないのは決まりのようだが。

 ふむ。


 あと、小鬼ゴブリンは食わなかったな。

 魔狼は食べた。

 一応うまかった。


 うまければなんでも食うのだろうか?


 ベルだけで結構食べたのじゃないだろうか。

「ねぇねぇ、さっきルーナの手にチュウしようとしてたんでしょ? あたし知ってるよ」

 兄妹「「!」」


 ゼラ「かわいいフェアリーのお嬢さん、そういうのは知ってても言っちゃいけないんだよ、僕が恥ずかしくなっちゃうんだからね?」

「えへへ~」

「うわぁ、オークの油でお口というか、お顔がてっかてかだ」


 ガストン「ケンウッドさん、一杯だけ飲んでいいかい?」

「しょうがないですねぇ、はいどうぞ」

 ビクターの眉の片方がぴくりとなったな。


 ゼラ「あーあ、知らないよ? 飲んだくれなんだから相変わらず」

 酒好きなのか。


 ふむ、仮に彼が泥酔しようが、私が飲もうが酔わないし、盗賊が襲って来ても、追いかけてアジトをつぶすからな。

 あ、魔物が出るか。


 深酒?

 してしまうようなら夜警から外してあげよう。

 アジトでは勉強になったしな。


 私はそんなに寝なくていいみたいだから問題ない。


 しかしゼラとの距離感? を見てると、マルコとガストンを思い出すな。

 ふむ。


「よくわからんがわかったぞ。ゼラ、ガストンやマルコとは知り合いなのか」


「はい、そうですよ。全く切れない腐れ縁で困ったもんですよね」

 ガストン「言ったなこの野郎。そういやまだ言ってなかったな。俺達とマルコの親父とかみさんのニルーナと、他の数人でよ、昔冒険者組合ギルドで“パーティ”を組んでたのよ」


 ほう。

 パーティ?


 ビクター「あルーナさん、僕とソニーみたいに一緒に活動? する仲間や、隊みたいなものの事です」

 ガストン「今の俺達も、ゆるい感じで言えばパーティだな」

 おお、すでにか。


 ゼラ「ニルーナちゃんがマルコさんと結婚して地元に帰っちゃって、すぐに解散したんですけどね。僕も衛兵団に誘われてましたし」

 ガストン「そんで俺だけ一人で冒険者やるしかなくなっちまってよぉ? ひでえ話だよホント」


 この時、わずかにゼラはガストンの潰れた左目を見て表情を変えたが、直ぐにそれは消えた。


 何の表情だったかは、この時は良く判らなかった。


 ビクター「旋風ゲイルですね! 今でも有名なパーティ名!」

 ゲイル? なんかいいな、それ。

 旋風の別の言い方らしい。


 ガストン「うげっ、それ聞くと“寒イボ”が出るぜ」

 ゼラ「マルコさんの戦斧が独り歩きしてるよね」

 ほう。

 斧使いに大剣使い、ニコの母は魔法使いだったか。

 ゼラは……。


 ゼラ「ねえガストン、ルーナさんの来ている服が、ニルーナが昔着てたのとすっごく似てる気がするんだけど。いえ、とっても似合っていますよ、素敵ですよね」

「知らねぇ、マルコの親父ん家に泊まってた時にもらったんじゃねぇの?」


「え? そうなの!? ニコは元気だった? 今何歳だっけ?」

 ガストン「もう六歳だよ」

「かぁ~~早いなぁ、時間が経つのは。会おうと思えばすぐ行けるんだけどなぁ」


 ガストン「ゴブリンにさらわれちまったのを『何だと!』ルーナが助けて村まで送ってくれたのが、妙な縁の始まりだったみたいでよ。俺も助けられたし」


 ゼラ「滅っ茶苦茶恩人じゃねぇか! 早く言えよもう!」

「今言っただろ」


 ゼラ「ありがとうございますっ、ルーナさん!」

 ああ。


 ヒュッ。

 また手を捕まえようとしてきたから避ける。

 匙でスープをすくうところだ、邪魔するな。


「ゼラは、槍を使うのか?」

「え? ええ、まぁ、長物は得意ですからね。フフフ」

 ガストン「おーいそこの馬鹿、“下ネタ”なんぞ嬢ちゃんには通じねえぞ。いきなり村で真っ裸になるぐらいヘンテコなんだからなぁ」

 しも……?


 ベル「なーに? しもねたって?」

 ソニー「? お兄ちゃん、どういうこと……?」


 ビクター「え? だから、槍が得意って言っただろ?」

 そうだな。


 ケンウッド「アハハハハ……」


「ちょっと持ってみてもいいか?」

「ぼ、僕の棒を!? もちろ――あ痛たぁ! 何すっだガストン!」


 ガストンが食い終わった椀と匙をゼラの後頭部に投げたが、背後からのそれをこの男は躱して手に取った。

 が、匙はぶつかった。


 そして手に取った椀を――いや、取り落とした。

 残った汁ですべったんだな。


 ガストン「おもしれぇけどやめろバカ! 嬢ちゃんはそういうのじゃねえんだよ」

 ゼラ「じゃあどういうんだってのよ?」

「おまえ聞いて驚くなよ」


 喋りながら、ガストンがまた鞄から草を取り出していじりだした。

 休憩中にいつも枯草を燻して専用の筒に入れて、煙を吸っているな。

 変な奴だ。

 

 ゼラ「ちょっとくれ」「やだよ、もう少ないんだよ、自分のあんだろが」

「皆を待ってる間に吸ってもう切らしちゃった」「チッ」

 パスッ。

 受け取るゼラ。

 草をもらって燃やし始めた。


 ビクターが鼻にしわを寄せて、苦そうな顔をしてるのがおもしろいな。


 ゼラ「ぷはぁ~……、食後の一服が一番だな」

「ああ」

 ベル「ケホッ、煙たーい!」


 後で聞いたが、喫煙といって、筒はパイプと呼ぶらしい。

 煙草たばこと皆呼ぶそうだ。

 よくわからんな。


 鉄槍を持ってみたが、やはりか。

 ゼラの鎧もそうだ。


 ……衛兵団の武装と、ゴブリン王の配下達のそれが同じだ。


 ガストンやマルコは気付いていたのだろうか?


 衛兵団に恐らく、犠牲者が出ている。


 丁度彼らの話がそのゴブリンになっていた。

「いいか、ルーナの嬢ちゃんはなぁ、二日前に“オーガ”並みに変化したゴブリンキングを単独で撃破したんだよ。俺達とマルコの親父と、村の男達が見届け人だ」

 ゼラ「は? ゴブ王を!?」


 ケンウッド「あ、私は村で留守番し見てませんが信じますよ。死骸は失われましたが、馬車から飛び出てるあの巨大な槍斧ハルバードが証拠です」

 ゼラ「え? はぁ!? あ、昨日討伐隊が、もう取りやめになったっての、あれか? ルーナさんが?」


 ベル「そうだったんだ! ルーナすごいね! だからゴブリン達、急にいなくなったんだ」

 皆「「!」」

 ほう、ベルから森の変化を少し聞けたな。


 それと、“オーガ”とはなんだろう。

 ゴブリンキングのような巨体なのだろうか。


「……」

 ゼラは混乱している。



 彼がそもそも何でここに居るのから聞いてみる。


 お互いの話を聞いてみたところ、“妙なオーク”を追ってきた衛兵団は、盗賊やオークの死体が横たわる中野営をしているケンウッドら一行と遭遇した。


 盗賊達に襲われたが撃退し、逃げる連中を仲間が一人追跡しに出ていったのを待っているところだと。


 その会話をしてるその場に、森から出てきた“妙なオーク”が出くわしてしまい、アジトの方向へ逃げていくのを衛兵達は追う。

 半分残して周辺を警戒させてだ。


 これ幸いと旧友を含む行商の護衛達も同行して行った。


 しばらくすると壊滅に成功したと、手伝えと全員が呼ばれた。

 商人を一人にして。


 この時にはもう盗賊は調べ終わり、死体は埋めたようだ。

 ゼラは副隊長権限で残り、護衛組が戻るまでケンウッドから事情を聴くことに決めた。

 

 ベイリ村の帰りだと言うことで、ゴブリン暴走の討伐隊が突然中止になったわけを知りたかったのだ。

 村へ食料などの荷を運び終わり、戻って来たのを見れば、何故か荷物満載の荷馬車。


 村は無事だったのか? 昨日の早馬の、ゴブリンキング討伐成功、討伐隊不要、という伝言もどういうわけだと。


 という形で話し終わり、お互い情報を整理した頃には、ベルとソニーはウトウトし始め、ビクターの背中で寝息を立ててしまっていた。


 ベルはビクターの肩に寝転んで私達を眺めていたが、気が付けば寝ていて肩を涎で濡らしていた。


 ビクターは話に夢中で気が付いていない。


 ゼラ「いやいやいや、納得してないからね? ルーナさんって、こんなに華奢で白くて細くて折れそうな可憐なレディが? あのデカブツ(槍斧)を片手で振り回したって?」

 ゼラは混乱している。


「変異体に、その原因と思われる肉塊に、黒幕の黒のく、黒黒のとにかく魔人らしき超強え魔道師野郎だって? 変異肉か……」

 黒衣の男だぞ。

「あのマルコのおやっさんも一緒に戦った? しかも最後の最後に女王がゴブリンの大球怪物になって弾き殺しに転がって来たのを、みんなで弾き飛ばして倒した?」

 落ち着け、皆起きてしまう。


「んで彼女は記憶喪失? 石丘で目覚めた? 広場でいきなり真っ裸って……おいガストンってめぇルーナさんの裸見たのか!?」

 そして切れた。


 ガストン「そこかよ!」


 ベル「石丘? 石が生えてるあの丘? あーそれで石丘かぁー、アハハハ変なの」

 ガストン「どこがだよ」


 ベルもあそこは知ってるんだな。


 ゼラ「ちょっと情報が多すぎるな、当たり前のようにフェアリーがいるし声はでっかいし、考え過ぎて頭痛ぇ……あれ?」


「盗賊共を追っかけてってアジトで大暴れしたってのもルーナさんってことか?」

 うむ。

 やり過ぎて怒られた。


 ガストン「おう、わかってんじゃねーか。退屈してねぇぞ一緒にやってると。なぁルーナ、ダメ元でちょっとなんか……その足元の丸太、うんそれ、片手で持てるか?」


 む?

 ああ、ゼラは実際に見てみたいのか。


 私も実は槍斧、ハルバードか。あれを今持てと言われたら、もしかしたら無理かもしれないな。

 あの時は体の調子が良かったからできたのだと思うぞ。

 

 この丸太は私でも重い部類だと思うが……持てたな。

「よし、――むん」

 ズボォッ。


 ほぼ半分地面にめり込んだ、折れて倒れた樹の幹を、持ち上げてみた。

 恐らく、ホブゴブリンくらいの重さだろう。


 下の小さな虫たちが大急ぎで逃げて行った。

 すまんな。

 腕に巻き付いてきたムカデ?

 をつまんで放り投げる。


 まだ中に居ないか振って落とす。

 警告はしたぞ。


 ゼラ「は?」


 ついでに空中に投げて、飛び上がる。

 持った感じ、空洞が多く腐りかけていたからな、恐らく行けるだろう。


 放り上がる丸太に迫る瞬間、長剣を抜くや否や、連続斬りをできる限り放つ。

 シュザザザザンッ。


 トサトサトサトサァッ。

 細切れになった木片が地面に落ちた。


 あっという間に大きな丸太はバラバラになった。


 ふむ。


 一同「「おお~」」

 パチパチパチ。


 ゼラ「ええ? 剣先が見えなかったんだけど?」


 ベルとソニー「ふぇ? ……むにゃむにゃ」


 薪の山ができた。

 ううむ、よい剣だなこれは。

 衛兵隊の誰かの得物だったのだろうか……。


「しかし……なんて凛々しいお姿だ」


 ゼラはとりあえず話を信じた。


「隊長がアレな人だからね。今聞いた話は僕から団長にそれとなく伝えておくけど、一度詰め所に来て欲しいな。書類で残したい。あ、待って今のなし」

 ギャレスか。

 なしって何がだ。


 ガストン「あぁ、とりあえず明日街に着き次第、“うちのギルマス”に報告するぜ?」


「おぅ、それそれ、衛兵団はどうも後手なんだよね。てゆうか今回僕らが出動したのもオークが出たからなんだよね、“遊撃隊”は機能してないしさ」

 ギルマス? 遊撃隊?


 ガストン「それは、緑のオークじゃなくてか?」

「うん、そっちの死体もそうでしょ? うちにオークを見たって報告が集まって来てたのよ、ゴブの暴走でうやむやになってたんだけどね」

 ゼラはこの場にある、死んだオークの死骸を指で指した。


 ビクター「あ! じ、自分、出かける前に、新しい依頼書で見かけました」

 オークがここらに出没しているのか……。


 ボス様の仕業だろうか。


 ベイリ村では小鬼ゴブリンだったな。


 ケンウッド「はい、お茶が出来ましたよ、どうぞ」


 ガストン「あ、すいません、いただきます……そんで遊撃隊が機能してないってなんだよ、第二だっけ?」

 ゼラ「第四中隊な、第二は街の守護隊でしょ、あ、頂きますケンウッド殿」

「あぁ、そうだったそうだった、知らんけど」


「はぁ、んで副隊長の部隊が行方不明でさ、隊長がブチ切れて探し回っててたまにしか詰め所に帰って来ないのよ~」


 ケンウッド「ルーナさん」

「ありがとう」

 雇い主が色々世話してくれてるな。

 私は多分、雇われてはいない。


 ガストン「ズズ、確か遊撃隊って精鋭だろ? 副隊長ってあの秀才の……」

 ゼラ「なあ? やっぱおかしいよね? だから俺らの隊に“お鉢が回って”……」


 行方不明の衛兵の話か、小鬼ゴブリンに襲われたのか? それともオークか。

 犠牲者が出ているのか、この剣もその誰かの得物だったのだろうか。


 ケンウッドもビクターも身を乗り出すようにして聞いているが、私はちょっと退屈してきたな。

 リコアとかいったか、あの強者の女は……。


 ケンウッド「ルーナさん、ギルマスというのは、冒険者組合の、組長さんですね。ギルドマスターともい言います。略してギルマスですね」

 彼は私の心が読めるのか、わかりやすく教えてくれた。


 一個一個勉強していきましょうね。

 彼はそう優しく言った。


 勉強……うっ、頭が。


 ゼラ「あぁ、ルーナさん、そういう記憶も全然ない感じなんですか。大変じゃないですか。後、いろんな仕草が大変かわいらしいですね。素敵です」

 ガストン「うるせぇ。なぁ、だから街見りゃきっと驚くだろうな! 組合に連れくのが楽しみなんだよ俺は」


 ゼラ「いやいや、コホンっ。ルーナさん、わが衛兵団は常に隊員を募集していますから! 僕は副長権限で推薦枠を持っています……ルーナさん是非!」


 ビクターとガストン「だめだめ! ルーナは冒険者になるんだよ!」「だめですよ!」


 よくわからんが、私と戦いたいのはわかった。


 ケンウッド「こほんっ、我々“商業連盟”は、優秀な護衛には専属契約の用意があります。高級取りで、武具の支給もあります。なんと食事はタダで食べ放題です!」

「ほう?」


 何を言ってるかよくわからなかったが、いいことづくめ? のようだな。

 商業連盟か。


 ベル「むにゃ!? 食べ放題!」


 ケンウッドさんそりゃないっすよ、と男達。


 楽しい夜だな。

 ギャレスもいないし。


 この先に待つ街とやらにも、こんな気持ちの良い者達や強者がいるのだろう。


 ところでゼラは隊に戻らなくていいのか?


 読んでくださりありがとうございます。

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