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第零話 The Grim Reaper

★警告というか注意書き★


例の如く、前作同様バイオレンスな表現がこの作品には多々あります。

前作程度の血飛沫レベルですが、苦手という方はご注意ください。

第零話


 その少女は死神と呼ばれた。

 その少女は女神と呼ばれた。

 戦場を奔り、敵を葬り、全てを叩き伏せ、力によって支配する。

 その少女に距離は意味を為さず、遥か遠く離れた敵をも一撃の元に葬り去った。

 少女は何の疑問も持たずに照準を合わせ、弾を込め、そして引き金を引く。

 それだけで全ては終わる。

 彼女は理解していた。私は人を壊すために作られた存在であると。

 だから今日も今日とて人を壊す。

 何の疑惑も抱かないまま、ただただ黙って引き金を引いた。

 手を伝う軽くはない衝動と、それと同時に数百キロ離れた人すら壊す。

 そう、彼女は部品の一つなのだ。

 ロベミライアという大国を成す一つの歯車に過ぎない。

 部品としての私、それが彼女の在り方だ。

 そのことに疑念を抱かず、今日も下された命令の通りに人を壊し続けた。




 全てが終わる、その日まで……。

始まりましたね、部品シリーズ第三部。

今まで後書きは次回予告のみでしたが、おそらく活動報告を読んでいる方なんてほとんどいないでしょうから、ここにメッセージを書こうと思います。

この作品は遡ることおよそ一年。

去年の3月頃に執筆し、SE小説大賞に出品した『部品としての僕 『I as parts』 series 1st story.』の続きモノ第三部となっております。

まだ前作までの作品を読んでいない方でもなんとかわかるとは思いますが、前作までを読むことを激しく推奨します。


第一部『部品としての僕『I as parts』 series 1st story.』

http://ncode.syosetu.com/n6893i/


第二部『部品としての俺『I as parts』 series 2nd story.』

http://ncode.syosetu.com/n3150j/


さて、今まで以上にシリアス度が高い作品ですが、僕の生態を知っている方ならば、「ほーらいにシリアスなんて似合ってねぇよwww」とおっしゃる方も多いかと思われます。

シリアスなんて書いてごめんなさい。ホントはギャグのが好きなんです。でも、僕のギャグセンスじゃ誰も笑わせられないと思うので、ギャグは控えめにしています。たぶん。


とりあえず先に言っておきます。人がバタバタ死にます。死にすぎです。酷すぎです。カタストロフィです。大量虐殺です。スプラッターです。ジェノサイドです。え、いい加減しつこいって?

まあ、そりゃ第三次世界大戦ですもんね。人が死ななきゃ戦争じゃないです。

だからって僕が快楽殺人嗜好者だとか、そういうわけじゃないです。


この作品は・・・何を伝えたいんでしょうかね。

人の命の尊さ? 完全調和の中の不完全? 単純にアンドロイド書きたいだけ?

そういうテーマみたいなものは・・・申し訳ありませんが読者の皆様に見つけていただいたらと思います。


さて、今回は初回ということで少しマジメに書いてみました。

次回からは内容に関するコメントと、軽い日記のようなものを書いていこうと思います。たぶん。

活動報告は今まで通り続けます。でも、何を書こうか悩む・・・。

まあ、そのとき考えればいいでしょう。


では、次回予告です。



剣と槍を手に、彼女は今日も戦場を駆けていた。

今日も今日とて地球に蔓延る(はびこる)害虫を駆除する毎日。

彼女の名はヴィクトリア。ロベミライアの主力部隊、タイプAシリーズアンドロイド部隊のリーダー格を務めるのが彼女だ。

普段は柔和に微笑む彼女だったが、一度戦場に出ればその目は動く者全てを喰らう猛獣のソレへと変化した。

そう、彼女は“目”なのだ。全てを射抜き、そして穿つ“目”。

彼女の目に映ったが最後、逃れる術などありはしなかった。


次話、第一話 The Watcher


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