第三話 右が猫で、左が……?
私は、早速フェイスブックに猫の乳飲み子の写真を載せて投稿いたしました。健康チェックと血液検査を済ませ、身体に問題がなければ、2カ月を過ぎた頃に里親さんへお渡しできる――そのようなメッセージも添えての投稿でした。
いつものようにシェアしてもらい、終生面倒を見てくださる里親さんを探すパターンです。
ところが、仰天することが判明したのです。
成田におります娘から、LINEで2枚の写真が送られてまいりました。私も妻も、その左右の写真に驚愕いたしました。
左側がタヌキの赤ちゃん、右側が投稿した乳飲み子――。左右、そっくりな顔が並んでおりました。
私たち二人は、ただただびっくり。
この続きは、次回お話しすることといたします。
そうそう、その前に肝心なことを申し上げるのを忘れておりました。
申し遅れましたが、私は沢井良一、妻は啓子と申します。福岡市の東区在住であることは、前にも申し上げましたが、念のためもう一度。
年齢は、私が75歳で、今年、後期高齢者となりました。妻は7つ下の68歳です。
どうか、爺さんと婆さんと、今後ともお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
では、今日はこの辺で失礼いたします。