↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

75/248

第75話「黄天芳、太子狼炎と打ち合わせをする(前編)」

 数日後、俺は王宮の一室に来ていた。

 場所は、王族が私的な謁見(えっけん)に使っている広間だ。


 正面にある椅子には、太子狼炎(たいしろうえん)が座っている。

 その隣にいるのが燎原君(りょうげんくん)だ。

 ふたりと向かい合う位置で、俺と秋先生は床に(ひざ)をついている。


 ……俺が太子狼炎に呼び出されるとは思わなかった。

 戊紅族(ぼこうぞく)の事件の報告のためと言われたけれど、公式な報告は秋先生や炭芝(たんし)さんが済ませたはず。

 わざわざ俺を呼ぶ理由はないはずだけど……?


玄秋翼(げんしゅうよく)黄天芳(こうてんほう)よ。顔を上げよ」

「はっ」

「はい。太子殿下」


 燎原君の声に応じて、俺は顔を上げた。


 太子狼炎の顔が見えた。

 いつもの、強気な表情とは違った。

 不思議なくらい落ち着いた顔で、静かに、俺と秋先生を見ている。


「事件についての報告は、すでに玄秋翼と、叔父上の部下の炭芝(たんし)から聞いている」


 太子狼炎は話し始めた。


「戊紅族が壬境族(じんきょうぞく)の襲撃を受けたこと。『金翅幇(きんしほう)』という謎の組織があること。その組織が不遜(ふそん)にも『藍河国(あいかこく)は滅ぶ』という言葉を吐き散らしていることも。もちろん、貴公らの功績についても」


 なんだか、不思議だ。

 以前の太子狼炎は、もっと早口で話していたような気がするんだけど。


 将軍府や、燎原君の屋敷で話したときはそうだった。

 こちらに有無を言わせないような、圧迫感のある話し方をしていた。

 太子狼炎がこんなにおだやかに話すところを見るのは、はじめてだ。


「貴公らの働きは父上──国王陛下も評価している。ご苦労だった」

「恐れ入ります。太子殿下」

恐縮(きょうしゅく)です」


 俺と秋先生は頭を下げる。


「私が聞きたいのは、介州雀(かいしゅうじゃく)という人物についてだ」

「実は、あの男をどうあつかうか、高官たちの間で意見が分かれているのだよ」


 太子狼炎の言葉を、燎原君が引き継いだ。


「私は介州雀を投獄(とうごく)して、情報を引き出したいと考えている。奴は危険な人物でもある。後腐れがないように、即刻(そっこく)処刑するべきという声も出ているのだ」

「叔父上の言う通りだ」


 太子狼炎は燎原君の言葉にうなずいた。


「高官の中には、あのような不吉な者(・・・・)は見るのも嫌だと叫んでいる者もいる。この狼炎も『藍河国(あいかこく)は滅ぶ』などと()まわしい言葉を吐き出す者は消し去ってしまいたい。だが──」


 しばらく、間があった。

 太子狼炎は(かぶり)を振って、それから俺と、秋先生を見て、


「個人的な感情で、捕虜を処断(しょだん)するわけにはいかぬ。それに、情報は必要だ。たとえ()まわしい相手であっても、我らは『金翅幇』のことを知らねばならぬ」


 真剣な表情で、そんなことを言った。


「だから捕虜(ほりょ)についての決断を下す前に、奴と戦った者の意見を聞くことにした。使節の副使であった玄秋翼と、『飛熊将軍』の子である黄天芳に来てもらったのは、そのためだ」

翠化央(すいかおう)を呼ばなかったのは、私の判断だよ」


 燎原君は言った。

 翠化央──小凰(しょうおう)がこの場にいないのは、彼女が奏真国(そうまこく)の王女だからだろう。

 小凰が公式の場で太子狼炎に意見したら、それが『奏真国の意見』になってしまうかもしれないから。


「黄天芳なら、兄弟子の代わりに話ができるのではないかね?」

「はい。務めを果たさせていただきます」

「よろしく頼む。では、太子殿下。玄秋翼と黄天芳に、直言をお許しいただけますか?」

「あ、ああ。許すとも」


 太子狼炎は深呼吸してから、告げた。


遠慮(えんりょ)は無用だ。玄秋翼、それに黄天芳よ。介州雀という男について、包み隠さず、この狼炎に聞かせてくれ」







 それから俺と秋先生は、戊紅族の(とりで)での戦いについて話をした。


 ──秋先生の点穴(てんけつ)が、敵兵に通じなかったこと。

 ──俺と小凰──翠化央の技は、なぜか敵兵に通じたこと。


 ──介州雀(かいしゅうじゃく)の『毒の気』には、敵兵を強化する力があること。

 ──同じ技の使い手が『金翅幇(きんしほう)』にいること。


 そんなことを、俺と秋先生は太子狼炎に伝えた。

 もちろん『渾沌(こんとん)の秘伝書』は焼き捨てたと伝えた。

 秘伝書の存在は秘密にすると、戊紅族の人たちと約束したからだ。

 これは主君への忠誠とは別の、個人的な信頼関係──義侠心(ぎきょうしん)の問題だ。


「『四凶(しきょう)の技・窮奇(きゅうき)』か……」


 太子狼炎は興奮した様子で、話を聞いていた。

 椅子の肘掛(ひじか)けを握りしめ、目を(かがや)かせている。


「確かに危険なものだが、強力でもある。その『窮奇(きゅうき)』とやらを、この狼炎や『狼騎隊(ろうきたい)』が身につければ、恐れるものはなくなるかもしれぬ……」

「太子殿下に申し上げます」


 俺は平伏(へいふく)してから、告げる。


「『窮奇』は人を(こわ)猛毒(もうどく)です。毒をもって他者を作り替え、自分の道具としてしまうものでます。太子殿下が会得(えとく)するべきものではありません」

「……貴公はこの狼炎が毒に()い、毒に飲まれると言いたいのか?」

「それはわかりません。ですが──」


 以前に見た夢が、まだ、俺の頭の中に残っている。

 あの夢で、太子狼炎は言っていた。



『いずれこの大陸は、四凶に食い散らかされるのだ』


 ──と。


 あれは『四凶の技』の使い手によって藍河国が滅ぼされたという意味だろう。

 でも……別の考え方もある。

 例えば、ゲームの中の狼炎王(ろうえんおう)が『四凶の技』に関わってしまい、そのせいで国が傾いた、とか。

 

 もちろん、考えすぎかもしれない。

 だけど、俺としては太子狼炎には『四凶の技』と関わって欲しくないんだ。


「太子殿下は『遠慮は無用』とおっしゃいました。そのお言葉に従い申し上げます。太子殿下は『四凶の技』に触れるべきではありません。これは実際に『窮奇(きゅうき)』と戦った者の意見です。どうか、お聞き届けくださいますように」


 これで太子狼炎の怒りを買うことになるかもしれない。

 でも、言うべきことは言っておかないと──


「……わかった。貴公の言葉を受け入れよう」


 ──と、思ったら、意外なほど素直な言葉が返ってきた。

 顔を上げると、太子狼炎は苦々(にがにが)しい表情のまま、笑っていた。


「実際に『窮奇(きゅうき)』と手合わせした者の言葉だ。受け入れるしかあるまい。それに……諫言(かんげん)は苦いものと、叔父上に教えられたからな。王族たるもの、苦い言葉を飲み込むことから始めるべきだと」


 燎原君の教え……? 太子狼炎が、燎原君から教えを受けているのか?

 いつの間にそんなことに?


「この狼炎が『四凶の技』を会得するのは危険か。わかった。よくぞ申してくれた。黄天芳よ」

「……ありがとうございます。太子殿下」

「貴公は知恵が回るようだ。それゆえに聞きたいことがある」

「どのような件でしょうか」

「先も申した通り、介州雀のあつかいについてだ」


 太子狼炎はまっすぐに俺を見据(みす)えたまま、告げる。


「貴公たちの話により、介州雀が危険な存在であると実感できた。『毒の気』をまき散らす存在など、放置できぬ。されど、奴が持つ情報は貴重でもある」

「殿下のおっしゃる通りです」

「しかし……これは叔父上も言っていたことだが、奴を捕虜にし続けるのも危険なのだ。『金翅幇』とやらがこの北臨の町に忍び込み、奴を救出しようとすることも考えられる。『藍河国は滅ぶ』などと言っている連中だ。なにをするかわからない」

「町に火を放ち、人々を混乱させ、その(すき)に介州雀を救出しようとするかもしれぬ」


 太子狼炎の言葉を、燎原君が引き継いだ。


「無論、町の警備は厳重にするつもりだ。しかし、捕虜ひとりのために、いつまでも厳戒態勢(げんかいたいせい)を続けるわけにもいかない。介州雀を処分して後の(うれ)いを断つか……奴をこのまま捕虜にして、情報を引き出すか。難しいところなのだよ」

「奴を倒した者の意見を聞きたいのだ。黄天芳よ。貴公は、介州雀をどのようにあつかうべきだと考えている?」


 太子狼炎と燎原君は、じっと、俺の方を見ている。

 介州雀をどうあつかうべきか、か。

 ……難しい問題だな。


 介州雀は、ゲーム主人公の介鷹月(かいようげつ)の父親だ。

 藍河国が介州雀を処刑してしまえば、この国は介鷹月の敵になる。

 ゲームの介鷹月が、黄天芳を(かたき)としていたように……彼は藍河国そのものを仇として(にく)むようになるかもしれない。


 かといって、介州雀をいつまでも捕虜にしておくわけにもいかない。

『四凶の技・窮奇』は強力すぎる。

 見張りの兵士が『毒の気』に侵される可能性もある。

 介鷹月や『金翅幇(きんしほう)』が、介州雀を取り返しにくることだってあり得る。


 だとすれば……。


「……奴を捕虜にしておく期間を、決めるべきかもしれません」


 気づくと俺は、そんなことを口走っていた。


「介州雀をこの町──北臨(ほくりん)に近い場所に閉じ込めて……半年か……あるいは1年、様子を見るのはどうでしょうか」

「半年から1年か。確かに、その程度なら、厳重な警戒を続けることもできるな」


 太子狼炎はうなずいた。


「だが、介州雀は『毒の気』の使い手なのだろう? ならば、対抗できる者が見張っていなければならぬ。その役目を果たせる者など──」

天芳(てんほう)


 不意に、秋先生が口を開いた。

 彼女は優しい目で、俺を見て、


「君は、介州雀の見張り役になるつもりなのかい?」

「はい。秋先生」


 俺はうなずいた。


「ぼくには介州雀の『毒の気』は効きません。見張り役として最適だと思います」

北臨に(・・・)近い場所(・・・・)と言ったのは、『金翅幇(きんしほう)』の連中が介州雀を取り返しに来たときのためかい? 北臨に近ければ、すぐに応援を送り込めるからね」

「秋先生のおっしゃる通りです」

「なるほど。一理ある。やはり。君は賢いね」

「……いいえ、先生。ぼくは臆病(おくびょう)なだけです」

「臆病? 介州雀と向き合おうとしている君がかい?」

「奴を処刑してしまったら……ぼくたちは『金翅幇』への手がかりを失うことになります。それが怖いんです。それに……」


 俺は、少し考えてから、


「……それに、王弟殿下はおっしゃいました。『金翅幇』の連中が、介州雀を取り返しに来るかもしれない、と。それを逆手に取れば……『金翅幇』の連中を、捕らえることもできるかもしれません」

「なるほど。そういうことか」

「もちろん、ぼく一人では無理ですから、応援を呼ぶことになりますけど」

「『金翅幇』の連中が来ても、天芳なら時間稼ぎができる。応援を呼ぶことも、最悪、逃げることもできるということだね?」

「逃げ足には自信があります。それに、時間稼ぎも」

「だが、武術の修行はどうするのだ? いや……問題ないか。君が北臨(ほくりん)の近くに引っ越すのなら、私たちがついていけばいいだけだ。なるほど。北臨の外ならば、人目を気にせず修行ができるな」

「秋先生も一緒に来てくれるんですか?」

「当然だろう? 介州雀は私の仇敵だ。天芳があいつと関わろうとしているのに、私が逃げるわけにはいかない。それに……1年後に奴を処断するというのなら、その役目は私が適任だろう」

「……秋先生」

「無論、太子殿下と王弟殿下の許可をいただければの話だけどね」


 そう言って秋先生は、うなずいてくれた。


「……この狼炎にはわからぬ。叔父上。玄秋翼と黄天芳はなにを言っているのだ?」

玄秋翼(げんしゅうよく)黄天芳(こうてんほう)は、『金翅幇』を捕らえる策を提案しているのですよ。狼炎殿下」


 太子狼炎の質問に、燎原君が答える。

 さすが燎原君。俺と秋先生の考えがわかったらしい。


 介州雀を幽閉(ゆうへい)していれば、『金翅幇』の連中が奴を取り返しにくる可能性がある。

 北臨は藍河国の首都だ。毎日、多くの者が出入りしている。

 それにまぎれて、『金翅幇』の連中が入り込むこともあるかもしれない。

 奴らが町に火を放ったり、一般人を攻撃したりすることも考えられる。人々を混乱させて、その隙に介州雀を救い出すために。

 燎原君はそれを心配しているのだろう。


 だったら、人の少ない場所に介州雀を閉じ込めておけばいい。

 使われていない(とりで)や館……とにかく、防御の固い場所に。

 そうすれば、一般人の被害を防ぐことができるはずだ。


 本当なら……『金翅幇』には関わりたくない。

 ゲーム主人公の介鷹月(かいようげつ)にも近づきたくない。多少鍛えたところで、ゲーム最弱の黄天芳が、主人公に勝てるわけがないからな。


 でも、情報は必要だ。

『破滅エンド』を避けるためには、逃げてばかりはいられない。

 ……本当は無茶苦茶怖いんだけど。


「太子殿下と王弟殿下にうかがいます」


 俺は顔をあげて、ふたりを見た。


「風のうわさで聞いたのですが……北臨の近くに、使われていない古い城があるというのは、本当でしょうか?」


 少なくとも、ゲームではそうだった。

 北臨の近くに、頑丈(がんじょう)な城があった。数代前の王族が変死を遂げた場所で、縁起が悪いから使われていなかったとか。


 ゲームでは、主人公たちの進軍を(はば)むために、その城に若い武将が入る。

 主人公たちはその城を攻め落として、自分たちの拠点(きょてん)にする。

 そうして砦に本陣を構えて、藍河国の首都、北臨を目指すんだ。


 あの場所は、守りも堅い。地下牢もある。

 介州雀を閉じ込めるにはいい場所だと思うんだけど……。


「……ああ。確かにある。よく知っているね。黄天芳」


 燎原君がうなずいた。


「あの砦は、藍河国がもっと小さい国だったころに作られたものだ。私と陛下の大叔父(おおおじ)があの地で亡くなられてからは、兵を入れていないが……整備はしてある」

「そこに介州雀を幽閉(ゆうへい)するのはどうでしょうか」

「『金翅幇(きんしほう)』が来ても、そこなら対応できると?」

「あるいは、奴らを捕らえることもできるかもしれません」

「……そうだな。悪くない考えだ」

「いや叔父上! 待って欲しい。黄天芳は危険なことを言っているのではないのか!?」


 不意に、太子狼炎が声をあげた。


「黄天芳が介州雀の見張り役にだと? 『金翅幇』が介州雀を救出しようとやってきたら……捕らえるだと。そんなことが……」

「おそれながら、この玄秋翼も協力させていただきたく存じます」

「貴公まで!? 何故だ!?」

「黄天芳は私の弟子です。弟子が危険を侵そうとしているなら、手を貸してしまうのが師匠というものなのですよ」

「し、しかし……叔父上! 叔父上はどうお考えか!?」

「策としては、悪くないと思います」


 燎原君は言った。


「1年ならば、厳戒態勢(げんかいたいせい)を続けることもできるでしょう。ちょうど黄天芳には部隊をひとつ任せようと思っておりました。兵を与えて、砦の警戒をしてもらうのもよいでしょう」

「だ、だが、本当に『金翅幇』が現れたらはどうするのだ!?」

「あらかじめ、支援部隊を編成しておきましょう。指揮はガク=キリュウどのに任せます。そして、私がこの作戦の責任者となります」

「…………だ、だが。だが!!」


 太子狼炎は頭を振って、それから、俺を見て、


「だが、わからぬ! 黄天芳よ。どうして貴公がそこまでするのだ!?」


 ──そんなことを、言った。


「貴公は無位無冠(むいむかん)だ。介州雀などの見張り役を務める理由などないはず。本当に『金翅幇』が現れたら……貴公が危険な目に()うかもしれぬのだぞ!!」

「……覚悟は、しています」


 本当は滅茶苦茶怖いけど。

 でも、秋先生も付き合ってくれる。ガク=キリュウも支援部隊を指揮してくれる。

 秋先生が側にいてくれるなら、『四凶の技・渾沌(こんとん)』の指導も受けられる。もしかしたら、『金翅幇』に対抗できる力も得られるかもしれない。


 それに……北臨の近くにあるあの城なら、攻略方法もわかる。

 侵入しやすいルートも知ってる。

 そこに重点的に兵士を配置すれば、敵の侵入を防げるはずだ。


「本当は、『四凶の技』も『金翅幇』も怖いです。できれば、近づきたくないです」

「ならば……!」

「だけど、自分の知らないところで事態が動いて……その結果、大事な人が傷つくとしたら……その方がもっと怖いです」

「────!?」

「ぼくは……できれば『金翅幇』をこの目で見て、どんな連中なのかを確かめたいんです。可能なら、言葉をかわしてみたい。どうして『藍河国は滅ぶ』なんて話を信じているのかを知りたい。それが無理なら、せめて居場所くらいは確認しておきたいんです。そうすれば……少しは安心できますから」


 俺は、ひとりで敵と戦えるほど強くない。

 破滅から国を守る英雄として、敵に立ち向かうことなんかできない。


 だけど、捕虜の見張りくらいならできると思う。

『毒の気』への耐性を持つ者として、介州雀を見張って、尋問して。

 万が一『金翅幇』の連中や、ゲーム主人公の介鷹月(かいようげつ)が来たら、時間稼ぎをして、救援を待つ。


 それくらいなら、なんとか、できると思うんだ。


「黄天芳。海亮(かいりょう)の弟よ……貴公は……」

「ぼくは、自分にできることをしたいだけなんです。殿下」


 俺は太子狼炎と、燎原君に向かって一礼した。


「介州雀を捕虜として幽閉(ゆうへい)すること。ぼくがその見張り役を務めること。どうか、ご検討いただけないでしょうか。太子殿下、王弟殿下」




 今週は1話だけの更新になります。

 次回、第76話は、次の週末の更新を予定しています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新しいお話を書きはじめました。
「追放された俺がハズレスキル『王位継承権』でチートな王様になるまで 〜俺の臣下になりたくて、異世界の姫君たちがグイグイ来る〜」

あらゆる王位を継承する権利を得られるチートスキル『王位継承権』を持つ主人公が、
異世界の王位を手に入れて、たくさんの姫君と国作りをするお話です。
こちらもあわせて、よろしくお願いします!



― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。