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ギャルゲーの妹になっちゃった!!

俺の名前は「神童(しんどう) 喜瀬輝(きせき)」。

ごく普通なゲームオタクで特にギャルゲーが大好き。

ギャルゲーには男のロマンがたっぷり詰まってある。だから俺はギャルゲーが好きだ。


リアルの俺はというと中3の卒業前に好きだった女の子に告白して振られてからそれ以降リアルの女の子に全く興味が持てなくなってしまった。

そう、これで学校の女子に振られるのはもう5回目なのだ。


一時期、バレないと思い昼休みと放課後に分けてクラスメイトと部活の先輩に同じ日に告白した事があり、その事実がバレて学年中の女子に俺は汚物を見る様な目で見られていた事もあったな。アレはやるべきではなかった…(泣)



リアルの俺は頭も悪く運動もできないおまけにルックスも悪い何の取り柄もない平凡な男子高校生。

「顔が良いだけでモテてるイケメンなんてクソくらいだーー!」と俺は叫んだ。


そんな事もありギャルゲーの中なら俺はイケメンでいられるし、選択肢次第で沢山の女の子を自分の女にできる。しかも何人もだ!!


そう、ギャルゲーの中では俺は絶対的ハーレム王なのだ!


そんな俺が最近ハマって学校から帰っては勉強もせずご飯を食べる時間もあまり取らず寝る前まで没頭し続けているのがこれ、『私だけを見つめてくれますか?』というシンプルなタイトル。

「だがしかーーーし!」

ギャルゲー世界に登場する女の子達がもろ俺の好みの女の子達ばかり!


高校2年生設定の俺は。

面倒見の良い美人で生徒会長の先輩

ツンデレだけど学年1美少女の同級生

幼馴染の小さく可愛い同級生

あざと可愛いおっとり系後輩

巨乳でセクシーな恥ずかしがり屋な後輩


こんな5人の女の子達にモテまくりでゲームの中では毎日ハーレム!

もちろん!純粋に青春の甘酸っぱい恋愛を楽しみたい俺にとって18禁ギャルゲーにはあまり興味が持てないのだ。

そういうのはア◯ルトアニ◯でと思っているし大人になればお金を稼いでそういうお店に(自重)

「まぁ、今の俺はギャルゲーの彼女達5人がリアル恋人なのさー!!」(ドヤ顔)

そんな事を考えながら俺はふと思った。

ギャルゲーの実の妹は攻略対象外だが攻略できないものだろうか?と…


ネット上の見えない同胞達(100人以上)も攻略動画を見ても未だ攻略した強者は見た事がない。


「まー、ハーレム王の俺にまず不可能はないな!」


そう俺は声をあげてあれやこれやと作戦を練ってあれやこれやと試し次の日の早朝にようやく実の妹ルートをクリアし妹も俺の女になった。


「同胞達よ、俺が人類初の快挙だ!」

そう小声で言いながら意識が朦朧とした中

時計を見ると5:55分。


画面を見ると選択肢の中に

付き合う事になった妹とこれからどうしますか?

「妹と一緒にご飯を作る」

「妹とデートにでかける」

「妹をベットに押し倒しエッチな事をする」

という3つの項目が現れた。


「最近たまってるからなー、俺」と言いながら意識も朦朧としていたのもあって自分の理念も忘れ

→「妹をベットに押し倒しエッチな事をする」

と言う選択肢を押したと同時に画面から急にサイレンが鳴り響いた。


「違法行為、違法行為!直ちに連行す…」と「なんだか独特な声がするなー」と思いながら、あまりにも眠かった事もあり「あー、夢かー、まーいーや」と思い画面に映る妖精の様な面影を見つめながら俺はそのまま意識を失ってしまったのだった…


………


あれ?何か声がするぞ?何だろう?

そう思いながら俺はゆっくりと目を開けた。

すると「コノヘンタイクソヤロー!ナニイホウコウイしてるネン!」

と、見知らぬ綺麗な翼の生えたゴツい黒人のおっさんがたどたどしい関西弁で激怒しているではないか⁉︎

俺は思わず「うわぁ〜〜!!」と声をあげながらビックリして飛び上がった。


と同時に俺は自分の声に違和感を感じ、更に俺は何か股がすーすーするなーと思った??


………ここ何処だよ?


そして変な関西弁の黒人のおっさんが「まー、カガミミロヤコノヘンタイヤロウ!」

と言われ何故か見覚えのある部屋だなーと思いつつ鏡をのぞいてみると…


俺はすぐ理解してしまった…


「何で俺「私見つ」の主人公の妹になってんだよ〜〜〜〜〜!!(汗)」と思わず俺は大声で叫んだ。

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