僕の心は鉛みたいに重く沈んでいく。
僕の大好きだった彼女が他の男と結婚した。
一途に5年も好きでい続けた彼女を他の男に取られる。
どんなに僕が好きでも彼女が僕の事を好きじゃなければ恋愛は成り立たない!
僕の一方的な彼女への想いは儚く散った。
僕は何度か彼女に諦めきれず告白した事があった。
何度フラれても僕には彼女しかいないと想っていた。
後悔したくないと思い、彼女にしつこく付き纏った事もある。
当たり前だが、完全に僕は彼女に嫌われている。
・・・その後は、遠くから彼女を見守る事に決めた。
それが悪かったのか? いつの間にか彼女は他の男と付き合いだす。
僕は何もできずに彼女を見守るしかなかった。
これ以上、彼女に嫌われたくないという想いが勝ったからだ。
それから直ぐにその男と彼女は結婚した。
5年間ずっと彼女を好きだった僕はショックで寝込んでしまう。
どんなに僕が彼女を好きでも願いは届かない。
結果! 彼女は他の男と結婚してしまったのだから......。
それでも僕は彼女が諦めきれずにいる。
5年のという歳月は、僕を狂わせた。
“彼女を好き過ぎると? 周りが見えなくなる”という言い方は
本当のことだ!
僕は僕自身でさえ見失った。
彼女の携帯に一日無言電話で500回以上かけたり。
彼女を追い回す事までした。
月に一回、彼女宛に切手もつけずに直接手紙をポストに入れた。
手紙の内容はこうだ。
【僕は君を愛している、君はそんな男と結婚してはいけなかったんだ!
僕以外の男を愛した事をこれから君にたっぷり後悔させてあげる。】
僕の彼女への嫌がらせは日に日にエスカレートしていく。
彼女は警察に僕にストーカーされている事を予め被害届けを出していたらしい。
僕はある日、警察官に取り囲まれる。
『お前か? ○○さんにしつこく付き纏ってる男は?』
『証拠はあるけど、言いたい事はあるか?』
『とにかく署まで来てもらうよ。』
僕は何が何だか? オドオドしながらパトカーに乗せられる。
簡単な取り調べと、書類にサインをさせられた。
彼女に何メート以上近づくなといった内容の書類だ。
僕は警察官に言われるがまま書類にサインをした。
その後は、家に帰される。
・・・僕も頭を冷やそうといろいろとやった。
彼女以外の女性を好きになれるようにお見合いもした。
マッチングアプリもした。
友達に女性を紹介してもらった事もある。
でも? なかなか“彼女以上の女性が現れない!”
そんな時、またあの時の警察官が僕を訪ねてくる。
『今日は、話を聞きに来ただけだ!』
『・・・な、何の話ですか?』
『お前、また○○さんを追いかけ回してないか?』
『してませんよ、あれから僕も反省したので。』
『そっか、悪かったな。』
『彼女を追いかけ回す男が他にいるんですか?』
『“彼女も不運な女性だよな。”』
『僕でよければ、警察に協力しましょうか。』
『いや、必ず犯人は捕まえるよ! 君も更生したみたいで良かった。』
『あの時は、大変お世話になりました。』
『じゃあ、頑張れよ!』
『はい。』
どうやら? 彼女は別の男にしつこく追いかけ回されているらしい。
彼女の運命は、そうなる運命なのかもしれない!
僕は“犯罪者じゃない!”
二度と、彼女に近づいたり追いかけ回す事はもうない!
僕は新たな女性を好きになると心に誓った。
あの時の僕の心は鉛みたいに重く沈んでいた。
もう一方通行の恋愛はしたくない!
お互いが想い合える恋人を真剣に探そうと想っている。
最後までお読みいただきありがとうございます。




