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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約3年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

いえ、滅し屋は廃業いたしましたので。

作者:Towaring
『見栄え良く格好良く、どんな局面からでも勝利をもたらしてくれる…そんな魔術を皆が求めるだろう。だが、実際役立つのはもっと狭い範囲の…限定的で、小さな魔術だよ』

 元『冒険者』。元『秘境探索者』。元『魔術学院の教員』。元『王立魔導機関研究者』。そして、元『滅し屋』。
 様々な職を転々としてきたその男、シェイプ=エイル=リルヘイム。そんな彼も、今では半隠居状態で薬師兼萬屋店主。
 のんびりとした薬草類の採取作業に、時々纏めて薬品の精製。そんな繰り返しの毎日の中、過去の伝手から一つの仕事が舞い込む。

 『歪曲魔道通信網(W.W.W)』…王都トドメキアの情報伝達の要に、突如散発的異常が発生した。
 その調査を、指名で依頼したいという。詳しく聞くほど胡散臭いその内容に顔を顰めるも、かつての恩師の指名とあっては断れず…

 これは、彼の波乱に満ちた人生の中で比較的平穏であった数年間の物語。
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