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詩集

作者: しのぶ

秋は来れども地の(いだ)

実りに我は飽きはせず

秋と言えども光さし

我の闇夜は明けはせず


明ける望みのあるならば

時を数えもするものの

いつも変わらぬ闇の夜は

手がかりを見ることもなし


失意のうちに夜が来たり

失意のうちに夜が明けて

さきわう時を待ち望む

その日々にこそ我は飽く


もし()の時やその時の

過失を消し得るものならば

まさに今見る災いの

鎖を断っておくものを


種をまいては幸いの

実りを刈り取るごとくにて

常にとがめを呼びきたる

禍津日(まがつび)をこそ我は見る


秋が来るのは夏の(のち)

飽きてくるのは我が命

いつも変わらぬ災いに

悪い夢でも見る心地

たまにはもっとポジティブな詩も作りたい

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