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32.その頃…

ブックマーク登録者様が7人になりました。ありがとうございます。合計PVも3000突破!

ハルトが帝国に行っている頃、その原因となったフィレリアは、国王から呼び出され、こっぴどく叱られて謹慎令を出されて暇をしていた。

「お主はもう少し相手が子どもだというのを自覚した方がいい…」

「あ、あはは…忘れてたよ」

「はぁ…勘弁してくれ…あれが別の場所に住むと言い始めたら、こちらは大損害だぞ。まあ、そうはならんだろうが…」

「返す言葉もないよ…それで、ハルトくんは今どこに?」

「教えるわけなかろう…とりあえずお主はしばらく謹慎しておけ!」

「近衛騎士団団長が謹慎とはねぇ…世も末だねぇ…」

その時、その場に居合わせた者全員が、(その近衛騎士団団長はお前だけどね?!)という心の声が一致したのは言うまでもない…

ちなみに、謹慎はハルトが要求したものである。そうして行動を制限しなければ、絶対に追ってくると思ったからだ。

「先に言っておくが謹慎を勝手に破るなよ…そうしたらこっちは莫大な被害を被るのだからな…」

「分かってるって〜。あー、それにしても暇になるなぁ…ま、いいや、しばらくサボってた自分の訓練しとかなきゃね。それぐらいは問題ないでしょ?」

「ん?あ、ああ、問題ないぞ。だが、自分の屋敷の中でしか認めんぞ。謹慎だからな」

「分かってるよ」

謁見の間を後にしたフィレリアは

「さて、僕もハルトくんに抜かれないようにちゃんとやっておかないとね…」

と、小さく呟いて自分の屋敷に戻っていった。


side帝国

ハルトが帝都に入った所まで時を遡る。

城の門番はその日の業務を夜勤の者に引き継ごうとしていた時、1人の兵士が走ってきた。鎧についているエンブレムを見ると帝都東門の門兵の兵長だった。よほど重要度が高いとわかったとは言え、一応は事情聴取をしなければならない。

「何事だ!」

「は、た、他国の貴族の子息が入場した報告を入れに来ました」

「他国の貴族だと?階級は?名前は?家名は?」

「はっ、階級はフレア王国辺境伯、家名をアルフォード、子息の名前をハルトといいます。これが、その証拠です」

「…確認した。これは、急いで外務大臣に取り次ぐ。ところで、護衛は連れてきていないのか?」

「そ、それが、途中でオークのむらを壊滅させてきていまして…そこで出会ったらしい女性5名はいましたが、護衛は全く見当たりませんでした。それと、明日の夕刻にはそれを返してほしいと言っておりました」

「それも伝えておこう…ご苦労だったな、持ち場に戻れ」

「はっ、そうさせていただきます」

そして、夕方だったにも関わらずとても忙しくなったとか。そして、本人の知らないところで城へ招かれることになっていた。

近代兵器も出してやろうと画策中の作者ですw

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