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9.レッスン(魔法)

合計PV300突破しました。ありがとうございます

いきなり模擬戦をやらされたせいで体が痛いが、次は魔法についてのレッスンだ。

「正直言うと、基礎はもう出来てるから飛ばしてもいいと思うのよね…」

「いえ、ほぼ独学なので少し違う部分があると思います。なので、基礎からお願いします」

「本当に、よくできている子ね…普通ならそんなこと言わないのに…」

「あ、あはははは」

さすがに転生者だとは思われないだろうけど結構怪しい存在だよなぁ…これからは気をつけなきゃ。

「まあ、いいわ。まずは魔力操作からよ。体の中には常に魔力が流れていて、それを掴むところから始めるんだけど…」

ん?なんか問題でもあるのか?

「あなたはもうすでに出来てるのよね…」

え、マジかよ。あ、もしかして…

「えっと、模擬戦の時に言ってた魔力による身体強化のことですか?」

「そうよ。正式名称は【魔力強化】なのだけれどね。魔法を使えるようにするための第一歩がこれなのよ。でも、ハルトくんはもう出来ちゃってるから飛ばすわね」

「アッハイ」

「さて、始めていくわよ。魔法を使うにはそれがどんなものなのかを想像しなければならないの。言ってしまえばその人のイメージ力によって威力が変わってくるわ」

なるほど、その辺はラノベと変わらないのか。ってことは俺は今の段階でもかなりうまく使えるかもな。

「でもまあ、魔法は習うより慣れたほうが覚えるから実践あるのみね」

いきなり無詠唱ってまずいのかな?だいたいこういう場合ってまずいんだよなぁ。ってか、魔方陣じゃなくて詠唱するだけでいいのか。

~訓練場~

「まずはこのコップに水を出して」

「はい」

えっと、水だから何を思い浮かべたらいいんだろうな?元素か?それとも川とか海か?はたまた水道の蛇口か…

まあ、コップに水を出すぐらいだし蛇口だな。

「それっ!」

手に魔力を込め蛇口から出る水を想像する。

チョロロロロ

おっ、成功した!

エスタノールさんの方を向くと…完全に顔が引きつっていた。

「い、一発で成功させるなんて…」

あ、ヤバいすごくフラフラしてる。しかも「これじゃあ私いらないわね。あははっ」とか言ってるし!こ、これはどうすればいいんだ?

あたふたしているとお父様が様子を見に来た。

「エスタノール、調子はどうだ?」

「…もうこの子に何を教えればいいのかわからないわ」

と、エスタノールさんは俯きながら言った。

「そ、それほどなのか?」

「それはそうよ、もうこの時点で宮廷魔導師団の団長ですら手に負えないわね。この歳で魔力コントロールをマスターして無詠唱よ…」

「…」

お父様が口を開いたまま固まってしまった。マズい、転生もののラノベのお決まりのパターンだぞこれ…どうしたものか…もういっその事いろんな魔法試してみるか?うん、そうしよう!

俺が開き直って【ショートワープ】の練習をひたすらやっていると復活したお父様達が、

「お、おい私の見間違いでなければさっきからポンポンと【ショートワープ】をおこなっているようだが?」

「そ、そうみたいね。ちなみにあのこの魔力を測ったことがある?」

「いや。ないぞ。流石に怖すぎるどんな結果が出るかわかったものではないからな」

「でも、測ってみた方がいいわよ、絶対」

なんて会話をしていた。そして、


「ちょっとこっちに来てくれ。今からお前の魔力を測って見ようと思う」

「はい」

また、水晶に手を当て魔力を送る。すると、

パリンッ!!

水晶が粉々に砕け散った。こ、これってもしや・・・

あ、うん、ダメだ周りの人が倒れちゃってる。俺は仕方なく大人を呼びみんなを医務室まで運んでもらった。


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