目覚め
趣味で小説かいたけど、人に見せるのは初めてです。評価してくれると嬉しいです(^ω^)
20XX年世界一の国の世界一過激なトップにより、
世界は第三次世界対戦へと発展した。
地球史上初の核戦争。
それにより地球は高濃度の放射線に汚染されてしまった。
その核戦争が始まってすぐ、地球の未来を託して将来有望な若者をコールドスリープして500年後に送るものが現れた。
彼らは願った。自分達が愛した地球の未来を、
そして、愛する子供達が戦争のない世界で生き抜くことを。
時は流れ500年後。
地下深くの白い部屋で長い眠りから目覚めるものがいた。
彼の名は「草薙 晃樹」運良くコールドスリープのメンバーに選ばれた趣味がアニメのごく普通の学生だ。
滑らかな楕円形のカプセルが真っ二つに開き、日焼けしていない白いしなやかな腕が伸びる。
腕は何かを探すようにふらふらしたあと横に備え付けられたレバーを掴み、勢い良く起き上がった。
「やばい寝過ごした!」
どうやらこの男寝ぼけているようである。
「ん?ここは?・・・あ!そうだった俺はコールドスリープを受けて・・・皆は!?」
晃樹は近くにあったカプセルに近づきレバーを引く。
プシュー!と勢い良く冷たいガスが抜け中から金髪の少年が出てくる。
「 ・・・やぁ、晃樹。どうやら無事に500年の眠りから目覚められたようだね」
キザなしゃべり方のこの少年は
『シャルルド・マーカー』
生まれ持った才能を小さい頃からの英才教育で磨き続けた
正真正銘の神童。
『科学のコールドスリーパー』だ。
「お陰さまでな、それにしても
シャルルは500年経っても
キザだなぁー」
「500年経ってると言っても僕たちの体感だと一瞬だった。変わりようがないだろう?」
軽口を叩きながら晃樹はシャルルのてを取り、引き上げる。
「少し体が重いか?コールドスリープの影響か。これは少しばかりリハビリが必要だな・・・」
「ぶつぶつ言ってないで他のみんなも起こすぞ!」
晃樹は次のカプセルのレバーを引きなかに眠る少女の意識を呼び覚ます。
「かりんもう起きる時間だよー」
「・・・」
反応がない。
「はぁ、仕方ないな・・・かりん!ご飯だよー!」
「んみゃぁ・・・ごはん・・・
あれ~?晃くん?何でかりんの部屋にいるの~?」
「はぁ、いつまで寝ぼけてるんだよ、今は500年後だろー。」
「そうだった~。かりん『こぉるどすりぃぷ?』したんだった~」
「もう、しっかりしてくれよな」
間延びした緊張感皆無な声でしゃべるこの少女は、「北里佳凛 」
ふわふわとした雰囲気のちっこい奴だが幼少期から数々の競技大会で年上達を負かしてきた運動のコールドスリーパーだ。
ちなみに、晃樹の幼なじみでもある。
誰にも物怖じない性格と、愛らしいその外見が合わさり、彼女はとても人気があった。(本人はきづいていない)
「かりんなんか体がだるいにゃ~あと5分寝てもい~い?」
「おまえは・・・500年も寝てたのにまだ眠いのか・・・」
「えへへへ」
「誉めてないからな?」
「君たち遊んでないでこっち手伝ってくれないか?」
「あ~シャル君だ~おはよ~そんなとこで何してるの?」
「窒素カプセルの中から必要な道具を取り出してるんだ。でも、この外付けのレバーがどうにも開かなくてね。ミスかりん手伝ってくれないか?」
「いいよ~。これを、エイ!ってすればいいんでしょ~」
「そうだけど、カプセル壊さないでね?」
「わかってるよ~コウくんは心配性だな~・・・エイ!」
佳凛がカプセルのレバーを引くと、プシュー!と音を立てカプセルが開く。中に入っていたのは、たくさんの機械類と数点のぬいぐるみだった。
「これはぬいぐるみか?ここには研究に必要な機材を長期保存するためのカプセルだったはず・・・」
「あー、シャルル、考え込んでるとこ悪いけど、それの犯人多分かりんだと思う。」
「えーコウくんひどいよー私じゃないよ~」
「二人でもないとなると、これは誰のなんだ?」
三人の視線がカプセルに集まる・・・
その時カプセルの中のぬいぐるみがモゾモゾと動き出した。
「なんかヤバイ離れて!」
晃樹が大声で叫ぶ
三人が離れるとカプセルの中から『それ』がのっそりとよじ登っていく。
それはカプセルの縁に2つの足でしっかりと立ち上がると茶色のモフモフに包まれた右手をあげ、
「やあぁ(・ω・)ノ」
ぬいぐるみが挨拶した。
ここまで読んでくれてありがとうございます!
これから続きが出来上がり次第アップしていく予定です。
続きも読んでいただけると嬉しいです(^ω^)
追記
誤字修正しました。指摘有難うございます