表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

愛を願う

作者: ひろきジャズ

この物語はノンフィクションである。

あの日の出来事を昨日の事のように覚えている。

確か、7両列車の一番後ろの座席に座っていた時のことだったか、

俺の目の前に(俺と同じくらい世代の)少年少女が座り込み、お互いに笑いあいながら指で体をつつきあい、じゃれあっていた。2人の空間が車掌室の窓に反射していたと共に、それを微笑みながら眺めていた。

お互いに音楽のジャンルが異なっているにも関わらず、顔を伏せ合いながらイヤホンをお互いに分け合い、

お互いに曲を共有していた。そんな2人の幸せな様子を(たん)に見ていても、あまり感銘しないと思い、端末に残していたデイヴィッド・サンボーンの曲をこの2人に捧げた。彼が奏でる泣きのサクソフォンが2人の愛を深めていくような感覚がした。「お幸せに。」と言葉に出したかったが、この空間を壊すのを恐れ、心の奥底にしまい、列車を後にした。


変な話だと思うかもしれないが、他人同士の愛を願うのが人間の役目ではないかと俺は思う。

その少女はとても美しい顔立ちをしており、傷跡1つもない美しい肌を持っていた、

その肌を傷つけずに愛を深めるのは難しい事であり、一つの試練でもある。


この先、将来への愛を心から願う・・・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ