新しい友達✨
ハァァァ、、気が重たい。
今朝突進した男の子が隣だなんて偶然、本当にあってよいのだろうか?
そんな事ばかり考えている内に1時間目が終わってしまった。休み時間になると転校生である私の前には、沢山の人が集まって来た。
「ねっねっねっ、咲々月さん!質問!
咲々月さんの得意な教科ってなーに?」
すっごい爽やかな少し可愛い笑顔の男の子が私に顔をズイッと寄せながら質問してきた。私は、その顔の近さにビックリして固まってしまう。
「ちょっと光!咲々月さんが困ってるじゃない!」
私が固まっていたらショートヘアーの少し気の強そうな女の子が爽やか君を押しのけて間に入ってきた。
「ちぇっ、なんだよ薫?俺と雪ちゃんは、もぅ友達なんだよ!なっ!」
いきなり下の名前で呼ばれ、もぅ既に友達と言われてさらに放心状態の私。
「、、、、う、うん?」
思わずYESの方で答えてしまった。
「うわーー何気ぃ使わしてんのよ!ごめんね咲々月さん。こんなやつほっといていいから!あっ、あたし土屋 薫宜しく!」
「はいはーい!俺は、三谷 光。光って呼んでくれよな。雪ちゃん宜しくな!」
二人とも笑顔で私に自己紹介をしてくれる。
「あとね、咲々月さんの、、」
「あの!」
「?どうしたの?」
「私の事、、雪って呼んで下さい。」
土屋さんは、見た目は、気が強そうだけど凄く優しくて面白い人だから仲良くなりたい一心でそう言ってしまった。
「えっ!良いの?じゃぁあたしの事も薫って呼んで!」
「うん!薫、宜しく。ごめんね話の途中で、、何?」
「あっ雪の隣の片桐 流星は、あたしたちの友達でいつも3人で居るの。」
薫は、ここまで普通に言うと少し顔を寄せて小さな声で話し出した。
「ちなみに光と流星って学年トップのモテ男子なんだ!」
顔を話すと凄いよね。と言わんばかりの笑顔を見せてくれた。
「うわっ薫キモい。こしょこしょ話してニヤニヤするっとかドン引きだぞ」
「なっ、うっさいわね、」
言い返した薫を無視して光君は、片桐君の肩を組んで
「ちなみにこいつはな、片桐 流星つって俺の一番の達なんだよ!まぁ無愛想なやつだけど仲良くしてやって。」
片桐君は、対した反応を見せずに
「別に、、そんなこと頼んでない。お前ともそんなに長い付き合いじゃないだろ?」
どうやら片桐君は、初対面など関係なしに誰にでも無愛想みたい。
「あのっ!でも、宜しく。片桐君」
「あっ、、、あぁ宜しく、」
薫に教えてもらったことを思い出す。確かに片桐君は、顔はとってもカッコイイ。だけどここまで無愛想でどーやってトップに入る位モテる様になったかな?
「咲々月さーん、うちらとも話しよ!」
「俺らの質問にも答えてー」
沢山の人が話かけてくれる。私の高校生活がはじまる。