10.9章 いよいよ。
「蒼藍星間連邦王国基軍近衛軍連合艦隊平時司令代行兼総旗艦平時艦長代行及び副長兼任。
総括士官、アダムスタ・リー・ケイト・ラムディオンです。」
「蒼藍星間連邦王国基軍近衛軍連合艦隊第三師団艦隊筆頭特攻艦隊司令兼統合軍令部総長府付軍令士官。
将長、将陽香奈惠忠康です。」
「今回は私たち二人が、我が蒼藍王国軍に関して簡単に解説します。」
「蒼藍王国軍は基軍、宙軍、星軍の3正規軍と、有事の際に組み込まれる、LSNHD LSN-LODF、空官神政省奇滅院、属国軍からなります。
私と、ラムディオン総括士官が所属する近衛連合艦隊は、蒼藍王国軍最強の艦隊であり、全次元世界最大最強の軍事力を有する組織でもあります。
旗艦コーウェリアは、全長600km、全高20km全幅82kmにもなる巨艦であり、その主砲は三連装三千七百口径四千五百糎高度術式魔導砲を4基装備しているという威容です。
ちなみに、コーウェリアはそれ単体が、機動艦隊となっています。両舷兵装艦が空母と駆逐艦。中列主砲艦が戦艦。同副砲艦が巡洋艦ですね。」
「星軍は、土木のスペシャリストです。」
「そりゃあ、年がら年中再開発しっぱなしのルーラや藍蒼で鍛えられてるんだもの。」
「災害時にはその真価を遺憾なく発揮します。」
「さて、次からいよいよ本編が始まります。」
「ナレーションも結構素っ気ないけど、色々突っ込みます。」
「末永くおつきあいいただけたらと思います。」
「いきなり、初見置いてけぼりで始まります。なんてったって、いきなり11話から始まる物語ですから。」
「「それでは。」」