10.5章 初めまして atリン
「…。」
あの。
「…。」
リンさん?
「…。」
何か言ってもらえませんか?
「さっきから、人形に向かって何してるんですか?」
おわっひゃひょー。
「大の男が気色悪い悲鳴上げないでください。」
あーびっくりした。はい。では改めて、神子さんの妹のリンさんです。
「フェドレウス・リン・コンコルド・リンクリス・エル・ラルストムージャです。」
リンさんが、主師7人の中で一番若いんです。
「基準年+19年です。
遅ればせながら職務の紹介もしなければなりませんね。
蒼藍星間連邦王国第三代主師第三十六代長相と、王国基軍総括司令の任を拝命しております。」
神子さんと、リンさんは遥夢さんの従姉になります。
「姉から、王国軍艦の解説任せたと言うことで言われましたが。」
お願いします。
「えー「よく有る架空戦記の様な物。」で登場したコーウェリア級は旗艦専従戦艦というくくりで、皆さんにわかりやすくたとえるならば……お待ちください。…えーっとまあ、わかりやすく言えば大和や長門みたいな艦という感じで考えてください。
コーウェリア級は全部で18隻。そのうち我が国籍の艦は9隻有ります。
全長600km有る本艦ですが、実は100~150km程度の12隻の船が結合して運用されています。」
他はまあ追々ですね。
「早く本編に行きたいのですね。」
はい。
「がんばってください。」