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神様について

 駄文、散文ではありますがよろしくお付き合いをお願い致します。

 今日のお題は『神様について』です。とは言っても、現代の宗教談義とかする気はありませんので宗教家さん達は散ってください。解散であり、ゲラウヒアなのです。

 なろう読者さんであれば、かなりの確率でおなじみである転生トラックとかの後に登場する彼ら彼女らの事です。どちらかと言うとわたしゃ神様だよ、とかおサルと一緒に天高くそびえる塔のはるか上空にお住まいの方々の方が近いですね。


 いやもう、お 詫 び と か 何 だ よ !


 今回はこれに尽きます。お話が進まないとか、ご都合主義展開でゴメンなさいとかは良いのです。なんで神様なのに、感覚が人間と一緒なのかが問題なのです。

 魔法とか超科学があって下手したら魔法生命体や新生命体とかまで開発できちゃいそうな世界の中で神様が人間的な感覚を失っていないと言うのはいささか問題が大きいのです。つまり、人間型種族の中でちょっと優秀な者が現れたら神様になれてしまうのですよね。その可能性は歴史が積み上がるごとに増えてゆきます。確率論の問題ですのでこればっかりは仕方が無いのですよ。ファンタジー世界の現世界と神界は得てして双方向通信可能な場合が多々あるわけで。

 主人公を初めとする冒険の仲間達や、その敵対者達などはその最も有力な候補者になるのです。


 これが神様と人間の境界線があいまいな為に起こる弊害ですね。時間の経過と共に増え続ける神様。もちろん陣営なんて選びません、実力が全てです。

 そして、神様からもたらされるそれこそチートな支援の数々。もちろん陣営なんて選びません、実力と判りやすさが全てです。

 何というか混沌とした世界になってしまう事請け合いなのです。前の神様はどうしたのかと?そんなのは決まっています、書類仕事に忙殺されて動けないに決まっていますよミスが出て人ひとりの人生を棒に降らせた上でその事を本人に報告しちゃうような律儀な方ですもの。新規に神様になった方々の尻拭いをさせられて余計に忙しくなって身動きが取れなくなっていく姿しか見えません。

 ……何と言うか考えれば考えるほど駄目なスパイラルに陥る構造的欠陥があるとしか思えない世界構成になっています。


 あらかじめ受け入れ態勢が確立されていればそうでも無いのでしょうが、残念ながらそのような世界は少数派なのが現実です。

 そして、この問題の根の深い所は神様が人間の様な霊的な下層存在の事なんて気にもしない性格だと物語りが始まらない事なのです。神様のミスで主人公が死んでしまったけれども、ミスの手続きを終わらせて淡々と次の仕事を始める事請け合いなのです。

 世界は平和に保たれるでしょうが、なろう読者的には納得出来ない展開ですね。まったくもって由々しき事態です。


 人間と神様、なんともし難い関係の両者に果たして良い解決策はあるのでしょうか?ちょっと問題の規模が大きすぎてけそけそでは結論を出せそうにありません。


 この文章があなたの一助になれば幸いです。

 お付き合い頂いてありがとうございました。

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