コモンズA・エスワティニ
次々と小さなパビリオンを見てはスタンプを押していったんですが、その中に、
「この国初めて聞くな」
と思った国がありました。
「エスワティニ」
かなりの数の国の名前だけはオリンピックだの、なんやかんやあったらちらっとは聞き覚えがあるものなんですが、この名前だけは聞いたことがない。
展示してあったのはきれいな緑色のガラス細工です。象やカバやなんだろう、トラかな、そんな動物のキラキラ光るガラス細工。
これを書くにあたって調べてみたんですが、やはりガラス細工が有名な国だそうです。こういうのの小さいのをお土産で売ってたらほしかったんですが、どうも見つからなかった気がします。ちらっと置いてるっぽいブースもあったんですが、大体が「触らないで」と書いて展示してあるだけのような。
もしかしたらどこかにこういうのをお土産で売ってる場所もあるのかも知れませんが、コモンズAのこの先でまた触れますが、今のところはどれも展示品だけ、売ってるのは一部の物だけでした。
初回に行ったセネガル館みたいにちょこっとだけ売り場らしき棚があるところもあるにはありましたが、あまりたくさんは売ってないみたいな。バルト館も販売機でちょろっとハーブの商品とか売ってるだけでしたし。
そして気になるのがこの国名です。全く記憶にない。そこで案内をしている日本人の女性に聞いてみたら分かりました。
「以前はスワジランドと言ってましたが改名してエスワティニになりました」
なるほど、スワジランドなら聞いたことあるぞ。
元々はイギリスの植民地で、独立した時に「スワジランド」と名乗ってたのを、独立50周年に「エスワティニ」に改名したのだそうです。意味はどちらも「スワジ民族の土地」らしいですが、英語じゃなくしたってことなんでしょうね。今の王様が「元の国名に戻す」と言って戻したらしいので、植民地になる前はエスワティニだったのかも。
王様の写真が飾ってありました。
「ずいぶんと若い王様」
と、見てる人も言ってたんですが、私も三十代ぐらいかと思ったら、現在は57歳だそうです。民族性で私たちが見たら若く見えるのか、それとも忖度か? どちらか分かりませんが、こうして王様の写真が飾ってあるのは初めて見た気がしたのパチリと撮っておきました。カラフルな民族衣装が素敵です。
写真左:ガラス細工の動物たち
写真右:エスワティニの王様。57歳。




