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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年6月5日(木)二回目
90/701

コモンズA・パラオ

           挿絵(By みてみん)


 南米から太平洋に飛び、次は、


「パラオ」

 

 です。


 パラオは親日国として知られていますよね。今でも統治時代の日本語が残っていたり、食堂でカツ丼が食べられたりすると椎名誠さんのエッセイで読みました。本当、食べ物がからむとよく覚えてます、この人。


 日本とつながりが深いということで、こんな方のことを紹介してくれていました。


土方久功(ひじかたひさかつ)


 彫刻家で民俗学者の方です。


 申し訳ないことに、私は今回初めてこの方の存在を知りました。この方がパラオで彫刻を広め、それが今の産業の一つになっているそうです。これを書くのに調べていて知ったことですが、パラオだけではなくヤップ島やボルネオなど、色んな島を調査されてる方なんですね。本当に全然知らなかったです。今回、このパビリオンを訪ねなかったら、今もまだ知らないままだったでしょう。本当に万博のおかげです。


 今回展示されていたのは、この土方さんが彫られた彫刻と、それを学んで島の方々が彫られた彫刻です。パラオは魚の国なので、魚の形をした彫刻なども多かったです。それから巨人伝説があるらしく、巨人に魚を食べさせてあげている彫刻なんてもあって、ちょっと微笑ましいように思ったり、進撃の巨人を思い出したりなんかしました。


 元々は民俗学者が先で、戦後日本で彫刻家になったとありましたので、島ではまだ彫刻家とは言ってなかったのかも知れません。趣味でやってた彫刻を教えてあげたのが、もしかしたら最初だったのかも。民俗学者らしく、島に伝わる物語なんかを彫刻にすることを広め、それが今でも伝えられて産業になっている、本当に日本とパラオの架け橋になった方なんですね。


 今回こちらを訪ねて本当によかったです。勉強になりました。

 日本とパラオがいつまでも仲良くありますように。

写真上左:土方久功の写真と解説。

写真上右:土方久功の残した彫刻。

写真中 :魚の形の中にお話を彫刻したもの。

写真下左:島の方が作った物語の彫刻。

写真下右:巨人に魚を食べさせてあげている彫刻。

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