モザンビーク館・その二
地図のおじさんと素敵な出会いをし、二階の映像室まで階段を上がりました。短い映像の上映があるとのことで、それを見なくてもいいという方は並ばず、一階の展示だけを見ることもできます。私たちはもちろん映像を見るべく二階へ上がりました。
二階へ上がる階段はとても狭いものでした。そこを一度折れて上に上がると、階段の上にどうやら車椅子を乗せて昇降するらしい機械が付いています。
「これ、どうやって使うのかな」
見ただけではどうにもよく分からない。気になりながらも室内に入り、映像を見ることになりました。
見終わって階段のところに出たら、
「あ、私が悪いです、ごめんなさい!」
と、係の女性が慌ててます。
何があったんだろうと部屋の外に出てみたら、なるほど、そういうことかと納得。
入る時に私が気になっていた車椅子用の昇降機、あれを使って下から車椅子の方が上がってきてたんですが、そのシステムから人とすれ違えるようにはなってないんですね。下から上がってくるのに気づかず、係の女性が降りる人を案内してしまい、途中でごっつんことなったらしい。
「行けないよね、これ。すみません、一度上がってください」
そう言って、途中まで降りてた方はもう一度二階まで上がってもらい、昇降機が上まで上がり切り、車椅子の方に降りてもらってからあらためて降りる形になりました。
その時、映像の室内にも車椅子の方が一名いらっしゃったので、そのまま乗せるのかと思ったら、一度元の場所に戻ってしまわないといけないらしく、最初に見た位置に戻ってから、まず降りる人たちが歩いて降りることになりました。
いやあ、珍しい物を見せてもらえました。ああいうシステムになってるんですね。
モザンビーク館ほどの大きさのパビリオンでもちゃんとこういうシステムがあるんですから、初日に行ったスペイン館にもおそらく何かあるんだろうと思います。
写真左上:最初に見た形。こんな感じで止まってました。
写真右上:昇降機が上がってくるところ。
写真左下:昇降機が到着したところです。
写真右下:昇降機が上がった階段を人が降りてきます。




