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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年9月29日(月)十七回目
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移動の案内

 それからも何回かどっかんどっかんと雷が鳴ってましたが、幸いにもちょっとずつ遠くに離れているようでした。


「このまま行ってくれたらいいんだが」

 

 雷が行ってしまったとしても雨の調子は全然変わらない。このままでは体が冷えるばかり。


 そんな時、何があったのか前の方の人たちから移動し始めました。


「遅いわ」


 まだまだ雨は降ってるけど、この豪雨の中、もう30分以上は経ってたはずです。上からも横からも吹き付ける雨に、足元はもう水たまり。カッパを着てる人も下から水を吸い上げてる感じでしょう、無事な人なんて一人もいない。中にはなんでか傘すらさしてない人もいる。あれは素直になんでなんだと思いましたが。


 そんな中、移動の案内があったらしくまるで避難民のようにみんなが移動し始めました、それもかなりの速度で。


 急いで列に付いて行きますが、もう列なんてバラバラ。そりゃみんな傘をさしてたり子ども連れてたり荷物を持ってたりですから、ばらけるのは当然です。私もT氏とちょっと離れてしまいましたが、とにかく進むしかない。


 場所によっては足首ぐらいまで雨のたまっている中を、「大腸コース」を進むようにして列はひたすら進んで行きました。

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