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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年9月29日(月)十七回目
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降ればどしゃぶり

 ぽつぽつと降ってきた雨はちょっと降ってはちょっとやみを何回か繰り返していたんですが、繰り返してるうちに次第に量が増えてきました。


 雨に濡れると溶けるタイプのT氏は早々に傘を出してたんですが、私はまだまだ様子を見ていました。スマホで某ニュース様を見たらちょっと前まで雨がやむみたいになってたのでそちらにかけたんです。

 

 だけど雨はどんどん降ってきて、仕方なく傘を出してさして座っていたんですが、全然やむ気配がない。


「早くやんでくれんかなあ」

 

 と、ふと見たら、


「足びしょぬれやん!」


 なんということでしょう、T氏が座ったままズボンがびしょぬれ!


「もう遅いし」


 って、なんでもうちょっと早く立つとかなんかしないんだ。


 雨対策に青いビニール袋を余分に持ってきていたので、その一枚をハサミで切り開いてT氏に腰巻きにするようにと渡しました。そして私もリュックは中に上着と水、そして来るまでに椅子が入っていただけなのでもういいとして、斜めがけにしているカバンが濡れないようにビニールを着装。


「これでなんとかなるだろう」


 そう思っていた気持ちを裏切るように、雨はどんどこどんどこ量を増すばかり。


「どうなってるんだこれは」


 こんなひどい雨、長い事遭ったことないぞ。本格的降りを通り越してこりゃもう嵐になってきた。

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