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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年9月29日(月)十七回目
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駅、開店前

 いつもの24時間営業の駐車場を出て、4時過ぎだけどそれでもそろそろ明るいきざしのある街を歩いて駅へと向かいました。


「電車に乗るまで時間があるからトイレに行こう」


 と、相方のT氏が言うのでそのつもりで駅に着いたら、


「あれ、開いてない」


 なんと、駅へとつながる扉が全部閉まってます。


「え、駅ってずっと開いてるのかと思った」


 電車に乗るところは無理でも、駅の北と南に出入り口があり、いつでも人が通ってるので開いているとばかり思っていたんですが、駅も営業が終わったら扉を閉めてしまうんですね、知らなかった。駅からつながっているショッピングセンターや食堂街なんかへは行けなくなっていると思っていたけど、駅の構内はフリーエリアみたいに思っていました。


「観光案内所の方にトイレがあるって書いてるからそっちに行ってみる」


 というので何も思わず行ったんですが、


「トイレって案内所の中か!」


 もちろん入れません。


 駅へと入る扉の前のベンチに男性が一人座っていたんですが、あの人も始発を待つ人なんだろうか。


 少し早めに来てしまったので、一度駐車場まで戻ってトイレに行っておくかという話も出ました。そういう微妙な待ち時間の午前4時過ぎ。そんな時刻の街の様子を、ほとんど初めて見たかも知れない。

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