二度目のチュニジア館・その五
狭いショップのさらに狭い通路を通って一番奥まで行くとレジがあり、そこにチュニジアの人らしきレジの人がいました。
そこまでやっとたどり着き、バングルを見せてカードを出すと、
「ゴセンエン」
と言うのです。
確かこのバングルは6000円って言われたんだが、こっちが正しい値段なのか? とりあえずカードで支払おうとしたら今度はレジの男の人がこう言いました。
「カード、ロクセンエン、ゲンキン、ゴセンエン」
一瞬何のことかと考えたんですが、
「ああ!」
と、すぐに意味が分かりました。
これ、書いてしまっていいんでしょうかね? 書いてるこの時はもう万博終わってるし時効ってことで書いてもいいですよね。ということで書いてしまいますが、こういうことです。
カードで支払ったら手数料とかかかるじゃないですか。現金でもらった方が助かるんでしょう。万博はキャッシュレスってことになってるけど、そのへんは空気読めってことなんだろう。
いや、これ言われてカードで支払う人おらんわ。それでさっきの人もおじさんに現金で渡してたわけだ。私たちが何人か続けて並んだので、そのへんの説明をせずにレジに任せたのか、そういうことになりました。
うーむ、なんとなく、うん、ああいう国らしいなあ。ということでそれも含めて現金で5000円払って買いました。
えっと、大丈夫かな、本当にこれ書いて。でもイエメン館でも値切って売ってたし、そういうのと同じってことで許してもらおうかな。
 




