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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年9月24日(水)十六回目
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二度目のチュニジア館・その四

 前のお嬢さんが終わって私の番がやってきました。


 私がやってもらいたいのはかごに入っている銀色のバングルなんですが、金色の棒とどう違うのか気になります。そこでどう違うのか聞いてみたら、金色は真鍮で私が欲しいばんぐるは錫だということが分かりました。


 その時にはどう違うか分からなかったんですが、とにかく私がほしいのは銀色のバングルです。なのでそっちに彫ってもらうことにして、メモに自分の名前をローマ字で書いてバングルと一緒に渡しました。


 するとおじさんが、何か他の道具を取り出して、私にそっちを持つようにと指さしました。これまでの金色のは細長い棒に名前を彫ってから本人の手に合わせて曲げてましたが、私が選んだのは元々が丸い形なので、それに掘るために円錐形の棒にはめてから彫らないといけない。それで押さえているようにと言ったというわけです。

 

 私が押さえているとおじさんがさっさと文字を彫ってくれて完成、


「どっちが上?」


 と聞いたらこちらだと教えてくれて、右から左に指を動かします。なるほど、アラビア文字なので右から左に書くわけですね。


 先に指輪を彫ってもらってたお嬢さんに、


「どっちが上か聞いた方がいいかも」


 と言ったら、


「本当だ!」

 

 と、急いでおじさんに聞いていました。

 

 お支払いをしに奥にあるレジに行ったんですが、そこでもまたもう一つある出来事がありました。

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